ソフトバンク 柳田悠岐「もう来季は、すがるっす。試合に出たいので、生き残る」来季は7年契約最終年

[ 2025年11月13日 06:00 ]

カメラマンに手を振りながら笑顔で球場を後にするソフトバンクの柳田(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンク・柳田悠岐外野手(37)が12日、16年目シーズンに向けて始動した。ロードバイクでみずほペイペイドームに現れ、朝から汗を流した。今季はケガでの長期離脱があり、レギュラー定着後ワーストの20試合。7年契約最終年を迎える来季の全143試合出場へ「クビ覚悟で生き残る」と強い決意を示した。来春の大分県内の合同自主トレでは確実性のある打撃を磨く。

 ロードバイクで通勤した柳田はみずほペイペイドームで始動した。「練習っすよ、練習。もう帰りますよ」と軽く汗を流し、午前10時半過ぎにはさっそうと健脚を生かして、去った。すっきりとしたメッシュ交じりの短髪でサングラス姿。まだまだ若い37歳だが、来季のテーマは謙虚だ。

 「もう来季は、すがるっす。試合に出たいので、生き残る。クビ覚悟で、競争に加わっていくだけでしょ」

 激しい外野のレギュラー争いを勝ち抜くことを16年目の柱とした。今季は4月11日のロッテ戦で受けた自打球による「右脛骨(けいこつ)骨挫傷」での約5カ月間の離脱もあり、主力になって以来ではワースト20試合の出場だった。打率・288、4本塁打、9打点だったがポストシーズンで勝負強さを発揮。全11試合でヒットを放ち、打率・378、2本塁打、5打点。阪神との日本シリーズ第5戦は0―2の8回に値千金の同点2ランで5年ぶり日本一の立役者となった。

 そして、しばし休養後にこの日から再始動。「すがるだけっす」と繰り返すが、意識するのは35歳シーズンで達成した23年以来の143全試合出場だ。10月9日に37歳の誕生日を迎えた際に小久保監督からはハッパをかけられた。「俺は37歳(09年の38歳シーズン)のときにCSまで全試合フルで出たと伝えていますよ」。事前のプレッシャーもかかったが「そりゃあ、全部出たいっすけど、出られるか」と体と向き合いながらだが、ノルマ達成を目指す。

 新設タイトルである「長嶋茂雄賞」はあえて意識せずにいく。走攻守で魅了した野手へ贈られる新タイトルは、背番号9にはぴったりだが「いやいやいやいや、そんなのでかすぎる。自分はきつい」とレギュラー獲得を第一とし、試合に出ることでチームに貢献するつもりだ。

 来春は大分県内で合同自主トレを行う予定。「競争ですし、生き残り打法で。一打一打を大事にいく」。正左翼手の筆頭だが、より確実性を重視し、競争を勝ち抜いていく。
 (井上 満夫)

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