「彼は誰よりも力強くボールを打つがジャッジではない」 大リーグ公式が元中日ブランコさんの息子を特集

[ 2025年11月8日 16:13 ]

トニ・ブランコ・ジュニア(インスタグラムから)

 大リーグ公式サイトが7日(日本時間8日)、中日で活躍した故トニ・ブランコさんの息子であるトニ・ブランコ・ジュニア外野手(20)の特集記事を掲載した。

 題名は「彼は身長2メートルを超え、背番号99を付け、誰よりも力強くボールを打つ。だが、彼はジャッジではない」――。

 ブランコ・ジュニアは身長6フィート7インチ(約2メートル1センチ)、体重243ポンド(約110キロ)。背番号99を付ける巨体はヤンキースの主砲ジャッジを彷彿とさせる。

 今季はパイレーツ傘下1Aでプレーし、現在はアリゾナ秋季リーグに参加中。記事では「打席に立つ姿はまさに絵になる。彼が体を捻ってバットを振り抜こうとするたびに、「ボールを粉砕するような打球を放つ」という昔ながらの格言を体現できるのではないかと期待してしまう。

 そして実際にバットがボールに当たると、どのレベルの選手でも滅多に聞くことのできないような、独特の音が響き渡る」と表現した。

 ソルトリバー・ラフターズの一員として飛距離464フィート(約141・4メートル)の特大本塁打をマーク。17日の試合では打球速度120・4マイル(約193・7キロ)の二塁打を放った。

 スタットキャストが導入された15年以降、この速度以上の打球を打ったのは大リーグでもジャッジ、スタントン(ヤンキース)、ゲレロ(ブルージェイズ)ら6人しかいない。

 「打った時は、何も感じない。手には何も感じない。ただ打ったという感覚だけなんだ」とブランコ・ジュニア。

 チームを率いるエリック・パターソン監督は「彼は素晴らしい人間で、一生懸命努力する。才能は本当に図抜けているし、勤勉さも並外れているんだ」と野球に取り組む姿勢を高く評価する。

 驚異的なパワーは中日で活躍した父のトニ・ブランコさん譲りだ。09年から中日、DeNA、オリックスでプレー。来日1年目の09年に39本塁打、110打点で2冠王に輝くなど、日本での8シーズンで打率・272、181本塁打、542打点の好成績を残した。

 しかし今年4月、ドミニカ共和国の首都サントドミンゴでナイトクラブの天井崩落事故に巻き込まれ、44歳の若さで亡くなった。

 父はメジャーでの出場は56試合で1本塁打のみ。ジュニアはそんな父の分もメジャーの世界で活躍することを心に誓っている。

 そのためにはパワーに加え、さらなる打撃技術を身につけることが必要不可欠。「どんな球種でも打てる練習に集中している。今年の初めは少し苦労したから、神様にとても感謝している。今はうまくいっている」。

 そんな20歳に、指揮官は「明らかに驚異的なパワーのポテンシャルがある。ホームランだけじゃない。完璧な打者になる可能性もあると思う」と期待した。

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