ソフトバンク 周東佑京「もう、自分のことしか考えないですよ」選手会長“卒業”来季は自分磨き

[ 2025年11月6日 06:00 ]

みずほペイペイドームに姿を見せたソフトバンクの周東(撮影・成瀬 徹) 
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 大役を務め上げ、来季目指すは全試合出場――。ソフトバンクの周東佑京内野手(29)が5日、昨年から務めている選手会長を今年限りで退く意 向を明かした。任期中にチームはパ・リーグ2連覇、今季は5年ぶり日本一を達成。責任、重圧から解放される韋駄天(いだてん)は来季こそ全試合に出場すると目標を掲げ、打撃ではキャリアハイの成績を目指す。

 みずほペイペイドームで来季へ向けて再始動した周東は、任務の完遂に晴れ晴れとしていた。すがすがしい表情で昨年から2年間務めた選手会長を退くと明かした。

 「いったんは卒業ですね。誰かに引き継ぎますよ。もう、自分のことしか考えないですよ。これからは」

 周東は昨季、今宮の後を受けて選手会長に就任。「考えることは多かったですけど大変ではなかった。ケガ人が出た中などで、全員がいい経験ができた。自分がどうできるか楽しみもあった」と振り返る。昨季は独走でリーグ優勝も日本一を逃した。今季は主力に故障者が相次いだ中でリーグ2連覇を達成し、5年ぶりの日本一に輝いた。

 自身も今季はケガに泣かされた。昨オフに手術した左膝が万全ではない中、4月下旬に右膝に死球を受けて右腓骨(ひこつ)骨折で離脱。夏場には腰の張りに悩まされ、最終盤も死球による背部痛に苦しんだ。それでもポストシーズンでカムバックして全11試合に出場し、10月26日の阪神との日本シリーズ第2戦ではシリーズ新記録となる1試合5安打をマーク。満身創痍(そうい)ながら意地と責任感で駆け抜けた。

 レギュラーシーズンでは96試合に出場して打率・286、3本塁打、36打点、35盗塁を記録。3年連続4度目の盗塁王を獲得し、出塁率・357はキャリアハイと成長を見せたが、達成感はなかったという。「リーグ優勝の翌日に監督さんから“それで満足するな”と言われた。納得はしないし、全試合に出てレギュラー。全部出れば、それなりの数字も出る」と初の全試合出場を来季の目標に掲げた。

 次の選手会長は栗原や柳町を候補に調整されるもよう。オフは自身の調整に集中し、全試合出場ボディーをつくり上げる。昨年は11月に左膝を手術したためオフの動きには制約があったが、「去年のような状態じゃないし、時間が解決する箇所なので前に進めます」と話した。自主トレは3人ほどの小さい所帯で行う意向。「静かに目立たないようにやります。国内で隠居生活しながらやります」と話した。己を見つめ直しながら、1年間を駆け抜ける準備に入る。 (井上 満夫)

 ≪副会長は打率3割&首位打者を目指す≫選手会副会長の柳町は来季の明確な目標を設定した。みずほペイペイドームでの練習後、「みんなで切磋琢磨(せっさたくま)した中で、突き抜けるようにやるしかない。来年は3割、そして首位打者も獲れるように頑張りたい」と話した。今季は自身初タイトルとなる最高出塁率を獲得したが首位打者争いではチームメートの牧原大に及ばず2位だった。今季のキャリアハイ6本塁打を超える2桁本塁打も目標で、オフから体づくりに励む。

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