“番記者”12年 この日のドジャース・大谷のプレーは歴代No.1のウルトラパフォーマンス

[ 2025年10月19日 01:30 ]

ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦   ドジャース5―1ブルワーズ ( 2025年10月17日    ロサンゼルス )

<ドジャース・ブルワーズ>このシリーズのMVPに選ばれトロフィーを手に笑顔の大谷(撮影・沢田 明徳)
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 【ヤナギタイムズ】日本ハム時代の13年12月からドジャース・大谷を本格取材し、TBS系情報番組「ひるおび」「ゴゴスマ」などに随時出演するスポニチ本紙MLB担当・柳原直之記者(40)の連載コラム「ヤナギタイムズ」。番記者12年間で目の当たりにしてきた数々のスーパーパフォーマンスに新たに「伝説の10・17」が加わった。

 信じられない出来事を目の前にした人間のしぐさは興味深い。大谷の投打のハイパフォーマンスを記者席から目撃した両軍の番記者たちは一様に「WOW!」と目を輝かせ、3発目の時はあちこちから笑い声が出た。選手の反応もこれまで見たことがないもので、フリーマンやロハスは4回の場外弾に頭を抱え、口を開けたまま言葉を失っていた。

 昨年ワールドシリーズMVPのフリーマンは「この惑星で一番の選手が最大の舞台でプレーしている。最高のパフォーマンスだった。たぶんこの日のことはずっと語り継がれる」と興奮気味に語り、敗退したブルワーズのパット・マーフィー監督でさえ「ポストシーズン史上最高のパフォーマンスの一つの中に我々はいたと思う。誰も異論はないだろう。10奪三振して3本塁打を打つなんて」と最大級の賛辞を贈った。

 大谷番は今年で12年目。独断と偏見で選んだ「大谷のスーパーパフォーマンス3傑」は、(1)「日本ハム時代の16年7月3日のソフトバンク戦でプレーボール弾&8回5安打無失点、10奪三振」(2)「23年7月27日のタイガースとのダブルヘッダー第1戦で1安打完封、同2戦で2本塁打」(3)「24年9月19日のマーリンズ戦で3本塁打を含む6安打10打点2盗塁で50―50(50本塁打、50盗塁)を達成」だった。どれも頭を抱え、あんぐりと口を開け、最終的に笑いが起こるほどすさまじい活躍。今回はそれらに匹敵、いや、超える歴代No.1のウルトラパフォーマンスとして上書きしないといけないかもしれない。

 大谷の後ろの2番を任されるベッツは米メディアに「我々は(NBAシカゴ・)ブルズで彼はマイケル・ジョーダンのような存在。我々はついていくだけ。彼がチームにいてくれて本当にうれしい」と語っていた。チームを6度優勝に導いた「バスケットボールの神様」だ。大谷にとって2度目のワールドシリーズ制覇まであと4勝。「10・17」は必ず後世に語り継がれる。大谷も神様の領域に近づいていると言っても過言ではなさそうだ。

 【大谷の二刀流伝説】

 ☆プレーボール弾&8回無失点 日本ハム時代の16年7月3日のソフトバンク戦。「1番・投手」で出場し、初回表に初球を右中間へ先制の決勝ソロ。投げても8回零封の10奪三振で8勝目。

 ☆メジャー初披露 エンゼルス時代の21年4月4日のホワイトソックス戦でメジャー公式戦では自身初の投打同時出場。大リーグでは118年ぶりの「2番・投手」。初回に先制ソロを放ち、4回2/3を2安打3失点。

 ☆8打点翌日に13奪三振 22年6月21日のロイヤルズ戦で3ラン2発など8打点。翌22日の同戦は8回2安打無失点、13三振で6勝目。
 ☆登板日に2発 23年6月27日のホワイトソックス戦は初回と7回にソロを放って日米通じて初めて登板日に2発。10奪三振の6回1/31失点で7勝目を挙げた。

 ☆伝説のダブルヘッダー 23年7月27日のタイガース戦。ダブルヘッダー第1試合は9回1安打無失点でメジャー初完投初完封。第2試合は2回と4回に2打席連発を放った。

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