矢野燿大氏が虎に提言 「イチ」を大事に先手先手で流れつかめ!ベイ打線から直球で空振り取れれば虎ペース

[ 2025年10月14日 05:15 ]

キャッチボールで調整する阪神・石井(撮影・後藤 正志)
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 あす15日に開幕するCSファイナルSで阪神はファーストSを勝ち抜いたリーグ2位・DeNAと激突。日本シリーズへとつながる注目の戦いを前に本紙評論家・矢野燿大氏(56)がファイナルS突破を目指す藤川阪神へ提言を寄せた。

 DeNAとのCSファイナルSは、「イチ」あるいは「1」がポイントになる決戦だと思っている。投手なら第1戦、先発の1球目。打者なら先頭のファーストスイング。レギュラーシーズンでも重要な要素だが、とりわけ今回の短期決戦は「イチが大事」なシリーズとなりそうだ。

 もともと地力があるとみていたDeNAが、巨人を下し、勢いづいて甲子園に乗り込んでくる。ぶっちぎりでレギュラーシーズンを制した阪神は勝って当然とみられ、立場的には迎え撃つ形。逆にDeNAは勢いのままに思い切った試合に徹することができる。

 CSファイナルSの流れという点でも「イチ」である初戦で、どちらが先制し、1勝をどう挙げるか、そこが大きなポイントになる。阪神はレギュラーシーズンとのズレなく、対戦に入られるかどうか。“あれ何かが違う”と感じるようなことがあれば、相手に流れを渡すことにもなりかねない。

 DeNA打線は持ち味でもある積極的にバットを振ることで勝機を狙うと予想する。阪神は四球で崩れる投手がいないからだ。積極的にバットを振ってくる相手に真っすぐで空振り、ファウルが取れれば阪神ペース。実戦間隔が空いているだけに、村上にしても才木にしても初戦の先発の入り方は難しい。ヒットを打たれてもいかに粘れるか、ランナーを出しても最少失点でしのげるかが展開を左右する。

 継投策もポストシーズンでは早い段階から投手を注ぎ込む形になる。チームとしても起用は固定せず、動く流れの中でいいカードを切っていくだろう。試合の終盤も第1戦で石井―岩崎だったら、第2戦は岩崎―石井と状況と相手を見ながら変える可能性は高い。後手後手にならずに、阪神としては継投で流れをつくりたい。 (本紙評論家)

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