巨人・岡本和真 メジャーへ 29歳ポスティングで今オフ移籍へ球団と話し合い

[ 2025年10月13日 01:30 ]

<D・巨2>初回、安打を放つ岡本(撮影・尾崎 有希)
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 巨人岡本和真内野手(29)が今オフ、ポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を目指すことが12日、分かった。昨オフの契約更改で公の場で初めてメジャーへの夢を公言。今季は左肘じん帯損傷による長期離脱を乗り越えて69試合で打率・327、15本塁打、49打点と存在感を発揮した。球団とは今後話し合いを持つ予定で、長年の貢献度から球団も夢を後押しするとみられる。

 巨人不動の4番が憧れの舞台を目指す。岡本は昨オフの契約更改で「昔から憧れていた場所。野球をしていたら、そういう目標はみんな持っているし、僕もその一人」と公の場で初めてメジャーへの思いを口にした。CS敗退で今季を終えたことで、球団とは今後正式に話し合いを重ねていく予定。18年からレギュラーに定着し、在籍11年間で248本塁打、717打点と打線をけん引してきた高い貢献度から挑戦が認められるとみられる。

 球団が過去にポスティングシステムを利用したメジャー移籍を容認したのは、19年オフの山口俊と20年オフの菅野智之の2度だけで、この時の菅野は残留した。23年9月に米メディアが岡本の同システムでの大リーグ挑戦の可能性を報じた際、当時の大塚淳弘球団副代表は「うちは基本的にポスティングは認めていない」と否定していた。

 だが、近年はドジャース・大谷、山本ら、メジャーの第一線で活躍する日本人選手が増加。プロを目指すアマチュア選手にとっても、将来的なメジャー挑戦は身近な目標になっておりスカウト活動への影響も大きい。時代の流れもくみ、安定した実績で勝利に貢献した選手に対してはメジャー挑戦を認める方向へと動き出したもようだ。

 海外FA権取得は最短で26年。一年でも早い挑戦は岡本にとって追い風だ。代理人を務めるスコット・ボラス氏は「多くのチームが一塁手を必要としている。だから、彼にはチャンスがあると思う」と期待を寄せる。エンゼルス・菊池やレッドソックス・吉田らを担当する敏腕代理人の下で新たな活躍の場を模索していく。シーズン中もカブスのスカウトが打撃練習から岡本を探し熱心に視察。ヤンキース、レイズなど複数球団が視察に訪れた。米メディアからは早くも移籍先を予想する特集が組まれるなど、高い注目を集めている。

 巨人の4番打者のメジャー挑戦は02年オフの松井秀喜以来23年ぶり2人目。かつて「(メジャーに)挑戦しなければ、やめた時に後悔すると思う」と語っていた岡本が、新たな舞台を求めて動き出す。

 ◇岡本 和真(おかもと・かずま)1996年(平8)6月30日生まれ、奈良県出身の29歳。智弁学園から14年ドラフト1位で巨人に入団。高3の14年に春夏2度甲子園に出場し、高校通算73本塁打。巨人入団後の18年に史上最年少の22歳シーズンで打率3割、30本塁打、100打点を達成。20、21年に2年連続で本塁打、打点の2冠に輝く。23年にはWBCの日本代表メンバーに選ばれ、3度目の世界一に貢献した。1メートル86、100キロ。右投げ右打ち。

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