カブス 8年ぶり地区S進出!鈴木誠也 ダルビッシュ撃ちで貢献「一生忘れない」

[ 2025年10月4日 01:30 ]

ナ・リーグ ワイルドカードシリーズ第3戦   カブス3―1パドレス ( 2025年10月2日    シカゴ )

<パドレス・カブス>地区シリーズ進出を決め、喜ぶカブス・今永(左)と鈴木(右、撮影・笹田 幸嗣通信員)
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 カブスは2日(日本時間3日)、ナ・リーグのワイルドカードシリーズ(WCS=3回戦制)でパドレスを3―1で下し、2勝1敗で8年ぶりの地区シリーズ進出を決めた。鈴木誠也外野手(31)が2回、ダルビッシュ有投手(39)から左翼線二塁打でチャンスを広げて先制につなげ、快勝に貢献した。4日(同5日)からの地区シリーズ(5回戦制)は、同じナ中地区優勝を譲った宿敵ブルワーズと対戦する。

 シャンパンとビールが降り注ぐ祝宴で「セイヤ」コールが自然と湧き起こった。ポストシーズン(PS)進出時に続き、今季2度目のシャンパンファイト。「もう最高!何回やっても楽しいので、また次もできるように」と殊勲の鈴木は勝利の美酒に酔いしれた。

 試合を動かした。0―0の2回無死一塁。相手マウンドには尊敬し、家族ぐるみでの付き合いもあるダルビッシュ。1ボールからの2球目、外角を狙ったカットボールが、ツボである内角に来た。豪快にさばいて左翼線を突破。レギュラーシーズンからは10戦連続安打、8戦連続長打となる二塁打で、二、三塁へと好機を広げ、塁上で右腕を突き上げた。クローアームストロングの先制適時打へつなげ、続くスワンソンの押し出し四球で2点目のホームを踏んだ。

 「昔から見ている凄く偉大な先輩。こういう世界で勝負できて夢みたいだし、特別なこと。一生忘れない」

 PS通算14先発目の大先輩を、早期降板に追い込む一撃。興奮気味に喜びを口にしたが、打席では冷静だった。「制球がいいので追い込まれたら厳しい。ゾーン内に来たらどんどん振っていこうと」。得意のコースに抜け気味に来た失投を見逃さなかった。過去の対戦は4打数1安打2三振だったが、勝てば突破、負ければ敗退という大一番で、勝利を呼び込む一打を放った。

 「お祭りじゃないけど、打った打たない関係なく、とにかくチームが勝つようにやっていた。何とか勝ち切れて良かった」

 PSでのプレーはメジャー4年目で初めてだが、シーズン終盤からの好調さを発揮し続けている。4日(日本時間5日)からの地区シリーズの相手は5ゲーム差離されて同地区優勝のブルワーズ。今季メジャー最高の97勝、勝率・599を誇った難敵だが直接対決では7勝6敗と勝ち越した。鈴木自身は13試合で50打数6安打の打率・120、1本塁打と抑えられてきた。

 「同地区でずっと対戦して、素晴らしいチームなのも分かっている。もう失うものも何もない。どんどん攻撃的にいき、相手にプレッシャーをかけられるように」。レギュラーシーズンのリベンジへ、下克上突破を誓った。(笹田幸嗣通信員)

 ≪大谷VS千賀以来≫PSでの日本選手同士の対決は、昨年10月20日のナ・リーグ優勝決定シリーズ第6戦でのドジャース・大谷VSメッツ・千賀以来(結果は四球)14度目。長打をマークしたのは鈴木が初となった。PSでの日本選手の初対決は05年10月8日のナ・リーグ地区シリーズ第3戦、カージナルス・田口VSパドレス・大塚で結果は遊ゴロだった。

 ≪大リーグ公式サイト 誠也を注目選手に≫大リーグ公式サイトは地区シリーズの見どころを特集し、カード別の注目選手でカブス―ブルワーズ戦からは鈴木を挙げた。「カブス打線は鈴木とブッシュが頼りだ。鈴木は後半戦不調で38試合も本塁打がなかったが、4試合連発でレギュラーシーズンを終え、WCS第1戦まで5試合連発とした」と伝えた。「ブ軍相手の数字は良くないが、どう対策できるか」と今季の対戦打率・120などを指摘し、リベンジに期待していた。

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