森繁和氏 ドジャース・大谷に死角なし 完璧だった2発

[ 2025年10月2日 01:30 ]

ナ・リーグ ワイルドカードシリーズ第1戦   ドジャース10―5レッズ ( 2025年9月30日    ロサンゼルス )

<ドジャース・レッズ>6回、大谷は2ランを放つ(撮影・沢田 明徳)
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 【森繁和 視点】ともに完璧だった大谷の2本塁打。投手により大きなダメージを与えたのは初回の先頭打者アーチだ。レッズ先発グリーンが一番自信を持っている直球。それも内角の難しいボールに対し、腕をうまく畳んで詰まることなくスタンドまで運んだ。あまりの打球の速さに私も目で追うことができなかった。

 試合、そして今シリーズの流れすら決めかねない一発。初球は101.2マイル(約162.8キロ)直球を内角高めに厳しく投げ込まれた。4球目、今度は100.4マイル(約161.5キロ)が再び内角に来てもひるまず、動じることなくはじき返す。打撃の状態がいい証拠だ。仮に外角の直球なら払うように逆方向の左翼スタンドに運ぶ。2本目の一発は甘いスライダーを完璧に捉えた。投手は投げるところがない。

 今後も内角の厳しいコースを攻められるだろうし、場合によっては相手が素直にストライクを投げず、ボール気味の球を中心に配球してくるケースも考えられる。そこで打撃を崩すことなく、しっかりとボール球を見極めて好調を維持することも大切になってくる。

 試合展開で気になったのは中継ぎ陣の不安定さ。先発スネルの次、大量リードの場面で佐々木を登板させてほしかった。いきなり厳しい場面ではなく、余裕のあるところでポストシーズンの雰囲気を経験させる。絶好のチャンスだったと思う。

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