阪神・佐藤輝明 惜別と友情の40号誓った 先輩・原口文仁の不屈の精神受け継ぐ「最後まで成長しようと」

[ 2025年10月1日 05:15 ]

阪神・原口(奥)の視線を浴びながらフリー打撃を行う佐藤輝(撮影・北條 貴史)
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 阪神・佐藤輝はうつむき、静かに言葉を紡いだ。「寂しいですよね…」。キャリア終盤は代打の切り札として活躍し、ベンチでは常にチームを鼓舞し続けた原口の姿を回想。ベテランの偉大な背中から多くのことを学んだ背番号8は、その存在の大きさを知っている。

 「本当にお手本というか、中心になってやっていただいた選手なので…」

 主砲にとってはお手本だった。練習量、試合へ向かう準備の仕方、考え方など…。「そういう部分では本当に、一番の選手じゃないかなと思います」。野球談議もよく交わした。年齢は7歳差。それでも打撃に関して質問されることは一度や二度ではなかった。「研究熱心というか。最後まで成長しようとしていた。本当に凄いです」。野球に取り組む姿勢や、向上心に最大の敬意を払った。

 「自分たちがそういうふうになっていければいい」

 不屈の精神。その思いを受け継ぐ決意を示した。あす2日のヤクルト戦(甲子園)がレギュラーシーズン最終戦。節目の40本塁打を懸けて挑む一戦で“原口イズム”を体現する。

 また、同戦は同学年のタイトル争いも懸かっている。勝率第1位、最多勝、最多奪三振の「3冠」へ向けて村上が先発予定。「勝たせてあげられるように、いつも通り頑張ります」。好投で何度も試合をつくってきた5年目右腕の援護弾を約束した。

 相手の先発は元チームメートの青柳が務める予定だ。9月22日の対戦では左中間への39号ソロを放つなど“実績”はある。この日の全体練習でもフリー打撃で快音を連発。「いい練習ができた。いいイメージを持って。しっかり準備していきたい」。尊敬するベテランへの惜別、そして同期入団右腕への友情のため――。最高の一撃をスタンドへ届ける。(松本 航亮)

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