DeNA・三嶋が来季構想外 記者が感じた「投げたい」を貫いた三嶋一輝という男

[ 2025年9月24日 01:45 ]

DeNA・三浦監督(左)と談笑する三嶋
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 21日のイースタン・リーグDeNA―ロッテ戦。場所は小田原球場。本拠地の「横須賀スタジアム」から約50キロ離れた神奈川県西部に、「背番号17」の姿があった。

 4―0の6回。2番手でDeNAの三嶋は登板した。1回を21球で1安打無失点。記者は現地にはいなかったが、「小田原」でのリーグ戦に三嶋の名があったことに驚いた。

 13年目の35歳。首脳陣の通常判断なら、ベテランに移動を課すことを控え地方球場のメンバーから外れるところ。だが球団関係者は言う。「志願したんですよ」。1、2軍通じて今季36試合目の登板。「投げたい」を貫き小田原に足を向けた三嶋の思いに、記者は震えた。

 話しを聞こうとすれば、10分以上の「話し込み」は当たり前。とにかく、どんどん頭にイメージがわき、止めどなく「熱い思い」がこみ上げてくる。正式な取材申請をしない「ぶら下がり」の取材で、30分近く記者に語り続けたこともあった。三嶋一輝を取材するときは、覚悟を決める。それが記者にとっての楽しみでもあった。

 来季現役続行を熱望している。「まだ自分は150キロ出るんですよ」。三嶋はそう言う。国指定の難病「胸椎黄色じん帯骨化症」と隣り合わせで現役生活を続けるイメージを背負いながら、必死に腕を振ってきた。三浦監督から「お前が(病気を克服した)第1号になれ」と言われたエールに応える「投げたい」の道の歩みを、まだ止める訳にはいかない。

 切れ味鋭いスライダー。落差あるカーブ。そして伸び上がるストレート。やれるっ!背番号17が着慣れたDeNAのユニホームを脱ぐことは、「ピン」とはこない。それでも今は、場所がどこであろうがマウンドに立つ三嶋一輝の姿を来季も見ることができることを願うばかりだ。(大木 穂高)

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