伊東勤氏 ドジャース・大谷 4点差、余力あり…もう1イニング投げさせてほしかった

[ 2025年9月18日 01:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース6-9フィリーズ ( 2025年9月16日    ロサンゼルス )

<ドジャース・フィリーズ>力投するドジャース・大谷(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 【伊東勤 視点】大谷が理想的な投球をした。立ち上がりから8打者に対して全て直球で初球ストライクを取った。「投手・大谷」とフィリーズ打線は初対戦。直球狙いでくるのは分かっているが、大谷の直球はスピードもあって押し込む球威もある。打者は狙っていてもなかなか手が出せない。直球の意識付けができれば他の球種は何でも使える。カーブ、スライダー、スイーパーにカットボールを織り交ぜると打者は対応できない。

 4回のハーパーとの対戦。初球スイーパーでファウルを打たせ、2球目は160キロの直球でファウル。追い込んだところで膝元にストライクからボールになるカーブで空振りの3球三振。こういう投球ができれば球数も抑えられる。5回までに68球。イニングや球数に制限がある大谷にとってはこれ以上ない内容の投球だった。

 ただドジャースベンチには大谷をもう1イニング投げさせてほしかった。5回を投げ、無安打で68球、4点差、余力もある…。あと1イニング投げられる状況は整っていた。今後のポストシーズン、リリーフ陣の状態を考えると先発には1イニングでも長く投げてほしい。絶好のテスト機会だったのに残念だった。

 50号は難しい内角高めのカットボール。内側からバットのヘッドを遅らせながら、右肘をうまく抜いてファウルにせずスタンドに運んだ。残り試合の登板は1度。他の試合では打者に専念できる。優勝争いのなかで集中力が一層高まるのが大谷。シュワバーを追いかける弾みになる一発だった。(スポニチ本紙評論家)

「ドジャース」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年9月18日のニュース