ドジャース世界一連覇へつなぐ“何でも屋”コーチ ロバーツ監督&大谷の試合前動作も説明

[ 2025年9月17日 01:30 ]

笑顔のドジャース・大谷(左)とブレンダン・マクダニエルコーチ(同2人目)(撮影・小海途 良幹)
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 【教えて!!ロバーツ監督】ドジャースデーブ・ロバーツ監督(53)の連載「教えて、ロバーツ監督」の今季第5回は、悲願の2年連続ワールドチャンピオンへ向けて今季新たに取り入れた「2つのこと」について聞いた。元ストレングス&コンディショニングコーチのブレンダン・マクダニエル氏(41)を、新設の“何でも屋コーチ”としてベンチ入りさせた。また大谷翔平投手(31)のお決まりの儀式についても語った。(聞き手・奥田秀樹通信員)

 ――チームは地区4連覇に近づき、ワールドシリーズ連覇へ向けた「10月の野球」がまもなく始まる。

 「今季連覇を目指して、新たに続けてきたことが2つある。一つは2月に新設した、私の目であり耳でもある“何でも屋コーチ”のポスト。元ストレングス&コンディショニングコーチのブレンダン・マクダニエルを任命し、試合中もベンチに入ってもらっている」

 ――最近はコーチも細分化されている。

 「私の現役時代はベンチコーチ、打撃コーチ、投手コーチ、一塁コーチ、三塁コーチ、ブルペンコーチの6人構成が基本だった。だが今はデータ分析やテクノロジーが浸透し、人も情報も増え、現場は専門分化されている。だから横の連携が重要になってくる」

 ――マクダニエル・コーチに求めているものとは?

 「正式な肩書は“development integration coach(開発統合コーチ)”だが、正直これでは役割が分かりにくいね。彼は身体や動作の専門家であり、データにも精通する。例えば外野手なら直近60~70試合分のデータから、守備の際の最初の一歩、走るルート、送球まであらゆる動作が測定されている。そこから個々の“弱点”を可視化し、それを外野守備コーチやストレングスコーチと共有する。守備コーチは技術面を指導し、ストレングスコーチは動作の改善につながるトレーニングを指導する。その間をつなぐのがブレンダンの役割。彼は打撃コーチや投手コーチとも同じことを行い、チーム全員が同じ方向を向けるよう調整してくれている」

 ――同コーチは12年からドジャース球団には長く在籍している。

 「フロント職も経験し、スタッフからの信頼も厚い。私が監督に就任して10年だが、データもスタッフ数も少なくとも倍増し、野球はより複雑になった。全てを自分で把握するのは不可能。そこで彼が“目と耳”として機能してくれることが、本当に助けになっている。翌日の準備で重点を置くべき点が明確になる。彼が現場に加わり、より組織力が強化されたと思う」

 ――もう一つ、新たに続けていることは?

 「ベンチで私と翔平が続けている試合前の儀式なんだ。バスケのシュートのように見えるかもしれないが、実際はジャンプして拳を合わせるフィストバンプ。特別な意味はなく、私と翔平の間のお決まりの動作だ。あいさつであり、連帯感でもあり、励ましのジェスチャーでもある。シーズンの初めから毎試合続けてきた。翔平はドジャース2年目の今季も素晴らしいプレーでけん引してくれている。“何でも屋コーチ”との連携、そして翔平とのフィストバンプ。この2つを力に変えて、連覇を達成したいと思っている」

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