DeNA 2位浮上&貯金 連夜の巨人討ち!石上 田中将大から値千金の決勝打

[ 2025年9月16日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA3―0巨人 ( 2025年9月15日    横浜 )

<D・巨>6回、石上の先制打に沸く三浦監督(右端)らDeNAベンチ(撮影・河野 光希)
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 DeNAが15日、巨人との直接対決に3―0で連勝し、8月2日以来44日ぶりの2位に浮上した。2年目の石上泰輝内野手(24)が6回に先制&決勝の右越え二塁打。日米通算200勝に王手をかけていた巨人・田中将大投手(36)から値千金の殊勲打になった。4連勝へ伸ばし、7月3日以来74日ぶりの貯金にも突入。3位から26年ぶり日本一へ駆け上がった昨季に続く「下克上再び」へ勢いづいてきた。

 色紙に書いて披露した座右の銘は「執念」だった。23年11月の新入団選手発表。ペンを持った右手に今は違和感がある。石上は8月末の右手小指剥離骨折から、再登録可能な最短10日で10日に戦列に戻ったばかりだからだ。

 「多少の違和感はあるけど、プレーに問題ない」と毎日マッサージ治療を続ける右手で振り抜いた。0―0の6回2死一、二塁。右翼に放った打球から目を切り全力で走った。

 まさに執念だ。8月29日の中日戦の走塁で骨折も痛みを我慢して9回にプロ1号、翌30日は代走で出場した。「何とか先に1点を取りたい。抜けてくれ」。田中将の初球スプリットを捉え、右翼手のグラブをはじいて打球が落ちた。決勝の2点二塁打に「落ちたのは歓声を聞いて分かった」と笑顔だ。

 脇役のような野球人生を送り、23年ドラフトで指名されるとは思っていなかった。日本ハムから1位指名された東洋大で同期の細野が胴上げされている最中。歓喜の輪に加わっていたら4位で名前が呼ばれた。同大の井上大監督が「俺が一番ビックリした」と驚くほどで、石上本人も頭の中が真っ白になった。「細野がいてくれたからスカウトに見てもらえるチャンスが増えた」と感謝する。

 田中将が24連勝を飾った楽天時代の13年は12歳の少年だった。ヤンキースの活躍もずっとテレビで見てきた雲の上の存在。骨折した時の「もったいない。悔しい」という気持ちをぶつけ、三浦監督は「気持ちで打ってくれた。みんな必死に戦っている」と称えた。

 横浜スタジアムで開催された23年の新入団発表では石上は同期でドラフト1位の度会がカラオケで熱唱する姿を見つめていた。とにかく明るい度会とは正反対の控えめな性格。本拠地でのCS出場権をかけた直接対決で主役になった。2人が並んだ初のお立ち台ではマイクを渡されて「アーアー」とテストしたほど不慣れだ。新人で開幕スタメンをつかんだ昨季は失速。「2位になってホームでCSを戦いたい」。今年はチームの中心で戦う。(神田 佑)

 ▼DeNA・三浦監督 優勝がなくなった時点で本拠地でのCSを目指している。まだ決まっていない。目の前の戦いに集中していく。

 ▼DeNA・度会(2―0の7回1死から2試合連発の右越え6号ソロ)負けられない試合が続くので気合が入っていた。(涙を浮かべながら)本当に感無量です。幸せです。

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