東芝・山田拓也 9大会連続の日本選手権出場に貢献誓う 都市対抗初戦敗退も「しっかりと受け止める」

[ 2025年9月11日 18:07 ]

東芝・山田
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 社会人野球の東芝は9大会連続33回目の日本選手権出場をかけ、9月23日から開幕する関東代表決定トーナメントに挑む。この日、組み合わせ抽選会が行われ、初戦の相手は茨城日産とJR千葉の勝者に決定。9月25日に大田スタジアムの第2試合(午後1時開始予定)で対戦する。

 4枠の出場を争い、22チームが参加する激戦区。キーマンの一人が、入社3年目を迎えた山田拓也内野手(24)だ。

 「厳しい戦いになると思う。その中で打つことで結果を出すことが一番ですが、たとえ打てなかったとしてもフォアボールで出塁したり、バント、進塁打と何でもやって勝利に貢献したいと思います」

 今季はJABA大会を含む主要な公式戦で、全て1番を任されてきた。都市対抗西関東予選の第2代表決定戦・日産自動車戦では2安打2打点で、2年ぶりの本戦出場に貢献。東京ドームでは15年ぶりの日本一を狙ったが、激闘の末、初戦でJR東日本に8―9で敗れた。

 「初回の入りは完璧だったのですが、徐々に追い詰められてしまった。ああいう展開で勝てなかったことは自分たちの弱さもですし、勝負の厳しさも改めて感じました」

 1回表に3点を先制。強打の東芝らしい鮮やかな攻撃は、山田の中前打から始まった。「チームを勢いづけられたので、そこは1つ自信になりました」。今後につながる収穫を得た一方、山田が悔やんだのは1点差に迫り、なおも1死三塁で迎えた8回の第5打席だった。

 「スクイズもあるかな?という思いで打席へ向かった中で、大河原監督に期待してもらった。そこで一番良くない結果だったのが悔しい。自分の技術不足です」

 フルカウントからの8球目、内角のスライダーにバットは空を切った。ファウル4球で食らいついたが、山田は「1球で仕留められなかった」と悔やむ。7―8の9回2死一、二塁から中村浩人主将(28)が左越えへ執念の同点二塁打を放ったが、その裏、サヨナラ負け。勝敗が決した瞬間、多くの東芝ナインはグラウンドにひざまずいた。山田は言う。

 「入社3年目ですが、今回の都市対抗に限らず、あと一歩という試合がたくさんありました。その負けを踏まえてやってきているのですが、“まだダメか…”と。悔しいことなので流したくなる気持ちもあるのですが、僕も含めて一人一人が、その負けをしっかりと受け止めて、次の戦いに生かしていくことが大切だと思う。その積み重ねというか、そういう思いを持ちながら、一日一日を過ごしています」

 都市対抗7度の優勝を誇る名門。そのユニホームに袖を通すことの意味と重みは、山田をはじめ選手の誰もがかみしめている。復活への道のりはまだ道半ば。悔しい経験も必ず糧とする。

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