広島・床田寛樹 待望のプロ1号も初回6失点で10敗目「最悪のタイミング。あまりうれしくなかった」

[ 2025年9月10日 05:05 ]

セ・リーグ   広島4-6巨人 ( 2025年9月9日    東京D )

<巨・広(20)>初回、リチャードに満塁弾を打たれる床田(撮影・沢田 明徳)
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 広島・床田寛樹投手(30)が9日、待望のプロ1号アーチをかけた。巨人戦(東京ドーム)で、5点を追う2回に戸郷から右越え2ラン。ただ本業での初回6失点が重くのしかかり、2回以降を修正して7回を投げ切っても初のシーズン10敗目がついた。チームは今季4度目の5連敗で同最多を更新する借金13。2位・巨人とは6・5ゲーム差、3位・DeNAにも5ゲーム差に離された。

 ニコリともしなかった。いや、できなかった。5点を追う2回無死一塁で、9年目を迎えた打撃自慢の床田が待望のプロ1号。1ボールから戸郷が投じた高め146キロ直球を振り抜くと、打球は巨人ファンで埋まる敵地の右翼席へ着弾した。

 「もう最悪のタイミング。あまりうれしくなかった。スコアボードを見てチッと思いながら走っていました」

 広島の投手では、23年6月28日のDeNA戦で森下が放って以来の一発。当時から「先を越されて悔しい。僕も早く打ちたい」と意欲を燃やしていた。キャリアハイを更新するシーズン12安打目となった2ラン。6回には左前にも運び、13安打目もマークした。

 ただ、本業の投球で大炎上してしまっては喜ぶに喜べない。味方が幸先よく先制した直後の初回、敵のスコアボードに刻まれた重すぎる「6」。1死から長短5連打で逆転を許すと、なおも満塁でリチャードにグランドスラムを被弾した。

 「打たれたボールは全部高かった。初回で試合が決まっちゃったかなと思います…」

 23年8月10日のヤクルト戦以来となる1イニング6失点。この時も初回だった。2回からは別人のように立ち直り、以降の6イニングを1安打零封。「初球からどんどん来る印象があったので“初球はボールでいい”という感覚で入ったらうまくいった。なぜ最初からできなかったのか」と悔やんでも後の祭りだった。

 当初は中4日で7日の阪神戦に先発する予定が、トレーナー判断で甲子園入りしていた5日夜になって巨人戦に変更。「調整は関係ない。むしろ(登板日は)2日延びているので」と言い訳しなかった。新井監督は「初回だけ。もったいなかった。次回は入りからしっかりいってもらいたい」と注文した。

 床田は7回6失点で自身初の2桁10敗目を喫し、チームは今季4度目の5連敗。借金は同ワーストの13に膨らみ、2位・巨人とは6・5ゲーム差、3位・DeNAにも5ゲーム差がついた。クライマックスシリーズ逆転進出へ、土俵際だ。(江尾 卓也)

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