阪神 今季6度目の零敗もリーグV決定後初戦黒星は“日本一の吉兆” 1985年&2023年に続け!

[ 2025年9月10日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神0-3DeNA ( 2025年9月9日    甲子園 )

<神・D(20)> 2回、大山はケイの前に遊ゴロに倒れる(撮影・大森 寛明)
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 阪神は、7日のリーグ優勝後初戦となる9日のDeNA戦に0―3で敗れ、連勝は4で止まった。とはいえ、日本一になった1985年と2023年も優勝決定後の初戦で黒星を喫しており、心配ご無用だ。40試合ぶり今季6度目の零敗を喫した課題は明白で、相手先発ケイに7回まで3安打無得点に封じられたことが要因。ケイに対してアレルギーが特に深刻な右打者が対応できれば、対戦する可能性があるクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(S)も不安はない。

 日本一への課題が明確になった。今季7度目の対戦となったケイの前に、7回3安打無得点とお手上げ状態。試合前時点で今季阪神戦0勝2敗ながら、防御率0・68を誇っていた左腕への苦手意識がモロに出た。

 「ケイからなんとか1本打ちたかったですけど、もうちょい工夫が必要かなと思った」

 こう語ったのは森下だ。左腕に3打数無安打に封じられ、今季18打数無安打。まさに、ヘビににらまれたカエル状態だ。150キロ超の直球と140キロ台の鋭く内角をえぐるカットボールにうまく対応できない。「球の強さもそうですけど、その中でもカットボール。真っすぐもコントロールよく投げるので(打てないのは)そういうところかなと思う」。素直に完敗を認めた。

 相手特長が分かっていても打てないのは、無安打に倒れた大山も坂本も同じ。この日、ケイから放った3安打は全て左打者がマークしたものだった。シーズンを振り返っても右打者は対ケイに59打数1安打、打率・017と大苦戦。大山の1本だけという厳しい現状が横たわる。左腕とは10月15日からのCSファイナルSで対戦する可能性があり最大限の警戒が必要だ。

 40試合ぶり6度目の零敗を喫した試合後。藤川監督は「課題が出る分にはいいんじゃないですか」と淡々としていた。ケイについても「まあ、いい(イメージ)とか嫌だとかはないですね。野球ですから」とサラリと受け流した。むしろ、優勝決定後のモチベーション維持が難しい中、3点を追う9回に伊勢を攻めて1死一、三塁と攻めたことに目を向ける。これまで通り、チームとしての形をつくり、4万2640人が入った甲子園も盛り上げられた。

 「最後、いい展開だった。あの展開がきているので、いいんじゃないかと思いますね」

 実は、日本一になった85年と23年もリーグ優勝決定後の初戦に敗れている。開幕から全力で駆け抜けてゴールテープを切った直後だからエアポケットに入っても仕方ない。そこから再び状態を上げ、頂点まで上り詰めた。CSはまだ1カ月以上先。チームのさらなる成長と、ケイ対策の時間は十分にある。(倉世古 洋平)

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