阪神・木浪聖也 若虎に阪神イズム伝えた、がむしゃら31歳が躍動 好走塁&マルチ安打

[ 2025年9月8日 05:01 ]

セ・リーグ   阪神2―0広島 ( 2025年9月7日    甲子園 )

<神・広23> 木浪、熊谷とタッチを交わす小幡(右) (撮影・須田 麻祐子)
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 阪神・木浪ここにありだ。2安打に加え、好走塁も光った。優勝が決まる試合の先発起用に応えた。それは23年に遊撃のポジションでゴールデングラブ賞を獲得して優勝に貢献した男の意地と実力だった。

 「こういう大事な場面のスタメンは、正直びっくりした。でも出させてもらって凄く良かった。監督に感謝したい」

 苦しい1年だった。打率は1割台に低迷。小幡だけでなく、熊谷も台頭して出番が激減した。だが、組織に好影響を与えるチームマンであることは変わらなかった。

 8月30日巨人戦。バント失敗後の態度を藤川監督にとがめられた高寺に声をかけた。「悔しい思いをできるのは出場できるから。そうじゃない選手もいる。出番が終わった後もやるべきことをやろう」。1軍選手の心得を諭した。

 夏場1カ月の2軍生活では、にぎやかな声がチームに活気を与えたとして、コーチから感謝された。「声を出したからって結果が出るわけじゃない。でも、雰囲気は確実によくなる」。高卒2年目の百崎は、その姿勢に感銘を受けた一人。教えを請われた。技術に加えてベンチでの振る舞いなど、チーム力を大切とする近年の阪神の精神を伝えた。

 31歳になっても、がむしゃらさを失わない。その姿勢も若手の見本になっている。「スカしているのって嫌なんです。試合に出ようが出まいが、声を出す、一生懸命に練習する。そういう選手でありたい」。だから大事なところで打つのだ。(倉世古 洋平)

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