広島・常広羽也斗 ホロ苦甲子園デビュー5回0/3を3失点「(制球が)荒れた時にどう修正するか」

[ 2025年9月7日 05:45 ]

セ・リーグ   広島1―4阪神 ( 2025年9月6日    甲子園 )

<神・広>先発した常広(撮影・亀井 直樹) 
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 広島・常広羽也斗投手(23)が6日の阪神戦に先発し、5回0/3を3安打3失点(自責点1)で2敗目を喫した。3回までは完全投球と収穫を得た一方で、走者を背負うと制球を乱す課題を露呈。甲子園デビューを白星で飾ることはできなかった。新井貴浩監督(48)は「経験しながら成長していってもらいたい」と今後に期待。チームは3連敗で今季最多タイの借金11となり、逆転CS進出へ正念場が続く。

 単なる一敗では終わらなかった。常広は初の中5日で先発し、5回0/3を3失点(自責点1)。最速149キロを計測した直球を軸に真っ向勝負を挑み、確かな手応えをつかんだ。

 「初回から球威を出していこうと思っていた。5回までしっかり投げられたのは良かった。通用する球もあったので、そこは良かったのかなと思う」

 バッテリーを組んだ石原とは、速球を中心にストライクゾーンで勝負することをテーマに掲げていた。3回まで一人の走者も許さない完全投球。直球の球威があったからこそ、変化球も効果的だった。4回5失点でKOされた前回8月31日ヤクルト戦で「あまり落ちがよくなかった」というフォークで空振りを量産。調整期間で意識の部分を修正したことも奏功した。

 大分舞鶴高時代を含め、甲子園では初登板だった。「お客さんが多くて、応援とかも大きかった。自分は逆に気持ちが入りやすかった」。阪神への声援を力に変え、心理面で動揺することはなかった。新井監督も「今日は粘り強く投げていた。ゲームをつくったと思う」と評価した。

 一方、課題も露呈した。1―0の4回だ。1死から中野の一塁へのゴロをモンテロが後逸。初めての走者を二塁に背負うと、続く森下はストレートの四球で歩かせた。1死一、二塁から佐藤輝に対しても初球から3球連続ボール。フルカウントから甘く入ったフォークを右前に運ばれ、同点に追いつかれた。6回も先頭・近本への四球と中野の左前打で無死一、三塁のピンチ。森下に勝ち越しの左前適時打を浴びたところで降板した。

 「(制球が)荒れた時にどう修正するか。そこをしっかり練習していきたい」

 走者を背負ってからの制球力に加え、4回無死一、三塁を含む2度の打席でいずれも犠打を決められなかった。試合の流れを引き寄せることができず「決められるように練習するだけ」と猛省した。

 チームは3連敗と正念場が続く。「彼(常広)の場合は投げながら、経験しながら成長していってもらいたい」と新井監督。2年目右腕に対しての大きな期待を示し、次回登板での雪辱を願った。(長谷川 凡記)

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