移籍後初スタメンのロートベット「彼と同じページにいることに集中」 山本の好投引き出す好リード

[ 2025年9月7日 13:10 ]

インターリーグ   ドジャース3―4オリオールズ ( 2025年9月6日    ボルチモア )

<オリオールズ・ドジャース>9回、ナインに労われながらマウンドを降りるドジャース・山本(右)(撮影・小海途 良幹)
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 ドジャースの山本由伸投手(27)が6日(日本時間7日)、敵地でのオリオールズ戦に先発し、8回まで無安打無失点と完璧な投球を披露。9回2死からホリデーに痛恨のソロ本塁打を浴び、2015年の岩隈以来、日本投手3人目(4回目)となるノーヒットノーランの大記録を逃したが、メジャー移籍後最多112球の気迫あふれる投球だった。山本の後を受けたリリーフ陣が乱調で、9回2死走者なしから悪夢の逆転サヨナラ負け。山本の快投は勝利に結びつかず、チームの連敗は5に伸びた。

 ドジャース移籍後初めてスタメンマスクをかぶったベン・ロートベット捕手(27)は山本について「今夜は最高だった。彼の素晴らしい努力だったし、首脳陣、フィールドの選手、みんなが一体となってやり遂げた。準備をしっかりしてきた結果だ」と賛辞を送った。

 23年に所属したヤンキース、そして24年から今季途中まで所属したレイズはいずれも、この日の相手オリオールズとア・リーグ東地区で同地区。「3年間、この相手とよく対戦してきたから、ある程度は感覚もあった。だから彼の持ち味を生かしつつ、僕は彼としっかり呼吸を合わせることだけに集中して、波に乗っていった」と振り返った。

 初回、2回を3者凡退。先制直後の3回に無死から連続四球を与えたが、ピンチを乗り越えたことでリズムをつかんだ。「1巡目がこの試合の流れをつかむのに役立ったと思う。とにかく彼と同じページにいることに集中していたから、気づけば夢中になっていた。とにかく勝利につながるベストを尽くそうと思っていたし、今日は本当に楽しかった」と言う。大記録は試合中盤には意識していたが「試合に集中していれば、そのことは頭から消えて、やるべきことをやるだけだった」ととにかく、山本の長所を引き出すことに腐心した。

 9回2死、カウント2―1から山本が選択したカットボールはやや真ん中に入り、ホリデーに痛恨の本塁打を浴びた。「いい選択だったと思う。彼は自信を持って投げていたし、狙ったところにも投げられていた。完璧に捉えられたわけじゃないけど、十分にバットに当てられてスタンドに運ばれた、という感じだ」と悔いはなかった。

 正捕手のスミスが3日(同4日)のパイレーツ戦でファウルボールを右手に当てて途中交代。以降、欠場が続いており、新人のラッシングも前日7日(8日)の試合で自打球を右膝に当てて途中交代。指揮官は負傷者リスト(IL)入れる方針を示している。緊急事態を受け、7月31日(同8月1日)にトレードでレイズから移籍してきたロートベットに重要な役割が回ってきた。

 2夜連続のサヨナラ負けに「野球は本当にクレイジーだ。ここ3日間で、いろんなことを一気に経験した。でも、こういう試合が自分を鍛えてくれる。ベテランが揃ったチームだし、お互いに刺激を与え合っている。今夜も最後まで集中して戦ったし、そうやってみんなが全力を出し合っている。だからまた明日も切り替えてやっていくだけさ」と語気を強め、前を向いた。

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