ソフトバンク・中村晃&今宮健太 ベテランコンビで逆転勝ち 今宮「回ってきたら決めたいなと思っていた」

[ 2025年9月3日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2-1オリックス ( 2025年9月2日    みずほペイペイ )

<ソ・オ(15)>お立ち台で笑顔でポーズを決める今宮(左)と中村(撮影・岡田 丈靖)
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 首位・ソフトバンクは2日、オリックスに逆転勝ちし、連敗を2で止めた。劣勢だった終盤にベテランがバットで活躍だ。0―1の7回に代打の中村晃外野手(35)が打ちあぐんでいた左腕・宮城から同点の左前適時打。8回には今宮健太内野手(34)が勝ち越しの左前打を放った。ホークス一筋で優勝経験が豊富な両選手が9月最初の試合で躍動し、2位・日本ハムとの1ゲーム差をキープした。

 35歳中村で追い付き、34歳今宮で決めた。勝負どころを知る、百戦錬磨の両ベテランのひと振りが勝負の9月の初戦で白星を呼び込んだ。

 「最後に回ってきたら決めたいなと思っていて。もう気持ちですかね」とV撃の今宮は胸を張った。1―1の8回2死三塁で2番手・ペルドモのツーシームを捉え、勝ち越しの左前適時打にガッツポーズを決めた。

 左脇腹痛での離脱があり、本拠地では6月10日の巨人戦以来約3カ月ぶりに打点を挙げた。「いいところで打ててなくて、けがもあって。でも、戻ってきて、9回に勝っていればいいと。こういう勝ち方ができればいい」。実に頼もしい仕事だった。

 悪い流れを断ち切ったのは中村だった。0―1の7回1死三塁で代打として登場。6回まで散発3安打に抑えられていたオリックスの先発左腕・宮城と対峙(たいじ)した。カウント1―2から4球続いたスライダーを引きつけて同点の左前適時打。「何とかしたい気持ちだけ。全然打ってない投手で、最後もうひと粘りできたかな」と喜んだ。

 小久保監督は宮城対策として、昨季の対戦打率・300の今宮を5番で起用した。「4番もあった。本人にも伝えたし、自分の手帳にも書いていた」。中村は対戦経験が少ないために代打待機に変更。「切り札として置いておこうと急きょ外した」。ここぞの場面で采配が的中した。

 王貞治球団会長は激闘を観戦後に両ベテランを称えた。「いろんな修羅場をくぐり続けているからね。本当に味を出してくれた」と興奮気味だった。小久保監督は「勝負の9月に入って、彼らは逆にワクワクしているんじゃないんですか」と信頼を深めていた。

 チームは連敗を2で止め、2位・日本ハムとの1ゲーム差をキープした。シーズン最終盤のしびれる戦いを見据え、今宮は「経験はあるけど緊張はしますよ。負けイコール後退なのでね」と言った。 (井上 満夫)

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