ソフトバンク・モイネロ 「真夏のロード」2勝6敗の嫌な雰囲気も「ポジティブに捉える」再進撃へ快投誓う

[ 2025年9月2日 06:00 ]

<ソフトバンク練習>メディシンボールを投げるモイネロ(撮影・岡田 丈靖)
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 無双左腕が9月決戦の先陣を切る。ソフトバンクのリバン・モイネロ投手(29)が、2日のオリックス戦で先発する。前回から中8日での登板で休養十分。29イニング連続無失点中のサウスポーが、8月31日までのロード8試合で2勝6敗と負け越したチームの悪い流れを止める。9日には1ゲーム差に迫る2位・日本ハム戦での先発が濃厚。リーグ2連覇へ、残りシーズンでのフル稼働も誓った。

 嫌な雰囲気をモイネロが変える。9月初戦のマウンドを託された左腕は、前回8月24日の日本ハム戦から中8日で挑む。この日の投手練習後には「いつもより準備の時間や休みが多かった。回復できました」と準備万端をアピール。オリックス戦登板は4月22日以来約5カ月ぶりとなるが「安打の多い、いい打線なので1巡目は一人一人アウトを重ね、2巡目から戦術を持って捕手と話していく」と明確な投球プランを語った。

 チームは8月31日までのロードで2勝6敗で負け越し。31日のロッテ戦後には小久保監督が選手らを集めて緊急ミーティングを行った。この日、みずほペイペイドームでの投手練習の前には倉野投手コーチが「投球以外でのミス、ボーンヘッドなどを絶対になくそう」と先発6人に訓示を述べた。モイネロは「野球をやっていれば勝ち負けは付いてしまうけど、100%全力で課題に取り組んで結果が付いてくるように明日からやろうと思います」と気を引き締めた。

 先発転向2年目の左腕にとって刺激となっているのが球団20年ぶりに誕生した“10勝カルテット”だ。大関がチームトップ11勝、モイネロ、有原、上沢が10勝を挙げている。「先発の視点からすると、凄くいいこと。4人で40、50勝すれば自然といい順位にいることになる。また勝てれば」。残りシーズンも高いレベルで競い合う。

 マッチレースを繰り広げている2位・日本ハムとはわずか1ゲーム差。今回のオリックス戦後は中6日で9日のライバルとの直接対決に臨む予定だ。「自分は与えられたところで投げるだけ。優勝はまだ分からないし、分からないから集中して負けられないというメンタルになる。ポジティブに捉えるべき」と“ヒリヒリ感”をむしろ楽しんでいるようだった。

 8月3試合で計24イニングを無失点に抑え、29イニング連続無失点中。防御率1・07は12球団断トツだ。「数字は正直知らないし、気にもしていない。点を取られないように僕が投げていって、全部終わってから」。再び頂点に立つ日まで集中を切らさず腕を振る。(井上 満夫)

 《モイネロは連敗中、4試合に登板》
 ○…ソフトバンクは現在2連敗中。モイネロは今季チームが連敗中に4試合に先発登板し、計30イニングを投げて防御率0・60と安定した数字を残している。相手は4試合全て日本ハムで、そのうち3度は伊藤との投げ合いだった(ほか1試合は加藤貴)。打線がハーラートップ12勝を挙げる伊藤に苦戦し、モイネロ自身の勝敗は4試合で1勝0敗に終わっている。

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