大谷翔平 5回1失点で749日ぶり勝利の権利獲得 投手復帰後最多の毎回9K&87球に球場大歓声

[ 2025年8月28日 10:55 ]

ナ・リーグ   ドジャース―レッズ ( 2025年8月26日    ロサンゼルス )

<ドジャース・レッズ>力投するドジャース・大谷(撮影・小海途 良幹)
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 ドジャース大谷翔平投手(31)が27日(日本時間28日)、本拠でのレッズ戦に「1番・投手兼DH」で出場。投手復帰後最多の87球を投げ、5回2安打1失点と試合をつくった。カーブをはじめとする変化球でリズムをつくり、同じく復帰後最多の毎回9奪三振。2023年8月9日(同10日)のジャイアンツ戦以来、749日ぶり勝利投手の権利を得た。

 初回は先頭のフリードルに初球の直球を捉えられ、左前打で出塁を許したが、2番・マルテをカーブで空振り三振。続くデラクルスもスライダーで空振り三振、ヘイズは96.7マイル(約155.6キロ)の力ある直球で中飛に仕留めた。初回に投じた18球のうち、4シームは4球。カーブを多めに使用し、変化球を中心にリズムを作った。

 2回は1死からの連続四球と2つの暴投で二、三塁のピンチを招いたが、8番のK・ヘイズを100.3マイル(約161.2キロ)の直球で、マクレーンをカーブでともに空振り三振に仕留めて、窮地を切り抜けた。

 3回1死、マルテに甘く入ったカットボールを左中間スタンドに運ばれ、先制点を失ったが、乱れることはなかった。先制点を失った直後、デラクルス、A・ヘイズから連続三振。5回1死、マクレーンから空振り三振を奪い、復帰後最多の9奪三振となった。

 新たな投球スタイルだった。この日投じた87球のうち、最も多かった球種はカーブで26パーセントの23球。球数、割合とも今季最多だった。対照的に直球は17%の15球で、今季最も少ない割合だった。カーブを軸に投球を組み立て、レッズ打線を手玉に取った。

 前回登板の20日(同21日)ロッキーズ戦では、4回を投げ、9安打を浴びて投手復帰後ワーストとなる5失点で降板。4回には打球が右太ももを直撃し、一度ベンチに戻って応急処置する場面もあった。

 アクシデントもあったが、投球内容に関して「ただただ自分の投球に不満があるというか、情けない投球内容だったと思います」と振り返っていた。

 ロバーツ監督はこの日の試合前、投手・大谷について「彼自身、まだ“自分を見つけている途中”だと思います」としたうえで「今季は序盤からスロースタートで入って、徐々に球数を増やしていく計画を立てていました。8月末にピークに持ってくることが目的ではなく、ポストシーズンに向けて万全の状態にすることが狙いです」と“調整過程”であることを強調していた。

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