日本ハム 首位に0.5差 奈良間プロ初サヨナラ打で3連戦3連勝 史上初3申告敬遠“近藤封じ”ズバリ

[ 2025年8月25日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム1―0ソフトバンク ( 2025年8月24日    エスコンF )

<日・ソ>10回、サヨナラ打を放ちナインと喜び合う奈良間(右から2人目)(撮影・高橋 茂夫)
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 2位の日本ハムは24日、首位のソフトバンクに延長10回、1―0でサヨナラ勝ちした。新庄剛志監督(53)はピンチで3度、3番の近藤健介外野手(32)を申告敬遠して失点を防ぐ執念の采配。就任4年目で通算262勝262敗14分けと、勝率5割に到達した。9~11日に敵地で3連敗を喫した相手に3連勝返し。3日連続の優勝マジック点灯を阻止し、0.5ゲーム差に接近した。

 西日が差し込むエスコンフィールドに、この日一番の大歓声が響き渡った。延長10回、劇的なサヨナラ勝ちで、首位ソフトバンク相手に3連勝。2週間前に3連敗を喫した宿敵にやり返し、新庄監督は大一番で成長した選手たちに目を細めた。

 「前回の3連敗の借りをきっちり、エスコンで選手たちが返してくれましたね。感謝しかないです」

 死闘に終止符を打ったのは伏兵だ。延長10回1死満塁。奈良間が杉山の153キロ直球を捉え、プロ初のサヨナラ打を中前に運んだ。今季76試合中57試合が途中出場。守備固めがメインで、この日も9回から郡司に代わって三塁へ。新庄監督は「ちょっとスクイズの頭はあったけど、ネクストバッターズサークルにレイエスがいて。これはレイエスに(信頼がないと思わせるため)失礼だなと思ってやめました」と強攻策を選択。奈良間は「8割の人が、郡司さんでいいじゃん!と思っていたと思いますよ」と自虐的に笑ったが、指揮官の思いが劇勝につながった。

 執念の采配が3連勝を呼び込んだ。伊藤とモイネロの白熱した投手戦。新庄監督はいずれも2死二塁だった3、8、延長10回の3度、近藤を申告敬遠し山川勝負を選択した。18年の申告敬遠制度導入後、同じ打者の1試合3度の申告敬遠は初。指揮官は「(続く)山川君においしいところのチャンスをあげただけですよ」と、冗談めかしたが全て凡退で無得点とした。伏線は10日のソフトバンク戦だった。伊藤が8回1失点完投負け。その1点が近藤に許した左中間適時二塁打だった。試合前時点で伊藤は近藤に対し被打率.571で、山川には打率.222。指揮官は「(近藤君は)良いバッター。これは作戦なんで」と徹底的な「近藤封じ」が功を奏した。得点には結びつかなかったが、8回無死一塁でプロ通算2犠打の清宮幸に初球バントのサインを送るなど、勝利への貪欲な姿勢を見せた。

 天王山で首位に3連勝し、ついに0.5ゲーム差。ルーフオープンデーは今季6戦全勝で、就任4年目で通算勝率を5割とした。それでも「やっぱね、追われる方って窮屈になるんですよ。追う方がまだ楽なんです。まあでも、ここで気を抜かずにね」と油断なく、逆転優勝に挑む。(清藤 駿太)

 ▼ソフトバンク・山川 打ってれば勝っていますから。この3試合、責任は僕にあるでしょう。めちゃくちゃ悔しいですけど、結果の世界。結果が全てなので。

 ≪日本ハムの最短M灯は31日≫日本ハムの最短マジック点灯日は31日。日本ハムが26日の西武戦から31日の楽天戦まで5連勝し、その間にソフトバンクが5連敗するとM21が出る。一方、首位・ソフトバンクのM最短点灯日は27日に延びた。ソフトバンクが26、27日の楽天戦に連勝、その間に日本ハムが連敗、オリックスがロッテに1敗でM25が出る。

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