西武・高橋光成 8回零封で5勝目!脱力投法で三塁踏ませぬ快投 12年前の8.22は甲子園V

[ 2025年8月23日 05:30 ]

パ・リーグ   西武3―0ロッテ ( 2025年8月22日    ZOZOマリン )

<ロ・西>ナインを迎える高橋光成(撮影・長久保 豊)
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 西武・高橋は「12年前?覚えてないですよ」と笑った。8月22日。前橋育英の2年生エースとして全国にその名をとどろかせた。そんなメモリアルな日にプロ11年目で初登板し、8回99球で4安打無失点。5勝目を手にし、連敗が3で止まったチームは自力CS進出の可能性が復活した。

 「今日は力感なく投げられて、うまく脱力できた。新しい発見」。初回1死一、二塁。前日に4打席連続本塁打をマークした山口を、150キロ直球で遊ゴロ併殺打に斬って波に乗った。新たな試みは左足の上げ方。膝を素早く上げて体につけるようにしたかと思えば、伸ばしたまま三塁側にぶらりと出す時も。「この1週間フォームを見直していい感覚があった。骨盤の動きがシャープだったので試した」。打者のタイミングも微妙に外して的を絞らせなかった。

 前回14日のソフトバンク戦で打球が右上腕を直撃。2回で緊急降板した。あざはなくなり、痛みも引いたが「ちょっと皮膚が硬くなった。いつもより張りやすい」。この日は暑さの中でも長袖のアンダーシャツを着て、患部を締め付けて投げた。2年ぶりの完投、完封も目前だったが、故障後の疲労も考慮して自ら降板を申し出た。

 12年前のこの日、夏の甲子園決勝で延岡学園を相手に3失点完投勝利。全国制覇を成し遂げた。三塁を踏ませぬ快投で自身のビジターでの連敗も12で止めた右腕は「やっぱり勝つってうれしいですね」。その人懐っこい笑顔は12年前と変わらなかった。(鈴木 勝巳)

 ≪敵地連敗12で止める≫高橋(西)が昨年5月6日のロッテ戦(ZOZOマリン)から続いていた敵地での連敗を12で止めた。52年のフランチャイズ制以降、敵地12連敗は22、23年の隅田の11連敗を上回る球団ワースト記録だった。なお、他球団では55~57年に権藤正利(大洋)が13連敗した例がある。

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