ロッテ・山口 4打席連続本塁打 日またぎでパ・リーグタイ記録「奇跡です」

[ 2025年8月22日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ12―10楽天 ( 2025年8月21日    ZOZOマリン )

<ロ・楽(19)>4回2死一、三塁、山口は3打席連発となる3ラン(撮影・長久保 豊)
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 ロッテ・山口航輝外野手(25)が21日の楽天戦で3本塁打を放ち、20日の同戦から4打席連続本塁打へ伸ばし、7人目のパ・リーグ記録に並んだ。初回に左越えの5号2ランで先制点を叩き出し、4回は6号2ランと7号3ランを続けて球団初の1イニング2発。3発7打点で乱打戦の勝利に貢献した。25歳の誕生日を18日に迎え、翌19日から3戦5発の離れ業を演じた。

 「山口様」まであと1本だった。大きな期待を集めた7回の第4打席は空振り三振。ヤクルト・村上と並ぶ5打席連発のプロ野球記録には目前で届かなかった。前日から4打席連発は堂々のパ・リーグタイ記録。山口は笑顔で2夜連続のお立ち台に上がった。

 「(山本)大斗にあと1本打てば“神様、仏様、村神様、山口様”だなって言われたので。あいつのせいで打てなかったです」

 夏の恒例イベント「マリーンズ夏祭」開催中のZOZOマリン。ド派手な花火を連続して打ち上げた。2試合連続の「4番・DH」に応え、初回2死三塁では滝中の内角高め145キロのシュートを左翼席中段へ先制2ラン。1点差に迫られた4回無死一塁、今度はフォークをすくい上げて左中間へ特大の2ランだ。さらに打者一巡して2死一、三塁で再び打席が回り、代わった柴田の148キロの直球をライナーで左翼席最前列へ3ランを打ち込んだ。22年9月22日のオリックス戦以来3年ぶりの1試合3発。「奇跡です」と笑った。

 22年に16本、23年にも14本の本塁打を放った右の長距離砲。昨季は2発にとどまった。7年目の今季は打率1割台に低迷し、6月4日には2軍降格。2カ月間の再調整を余儀なくされても「やり返す」「見返す」という強い思いを持ち続け、今月5日に再昇格した。

 復帰初戦だったソフトバンク戦で待望の今季1号が生まれ、以降は9戦7発と量産した。清原和博、鈴木誠也と同じ8月18日生まれで、25歳の誕生日を迎えてからは3戦5発の大爆発だ。鈴木とは背番号51も共通。同じ右のスラッガーとして“血”が騒いだ。

 ファームでともに汗を流し、育成契約から支配下登録を勝ち取った吉川がプロ初先発。「ヨシ君(吉川)に勝ちを付けたい」という思いで奮い立った。大砲候補として待望の覚醒を予感させる圧巻の強打で2年ぶりの2桁本塁打も視野に入る。「そこまで想像できてなかったけど、2桁は打ちたいと思うし、目指して頑張るべきかなと思う」と表情を引き締めた。 (大内 辰祐)

 〇…山口(ロ)が20日楽天戦の第4打席から21日楽天戦の第3打席にかけて3ラン→2ラン→2ラン→3ラン。4打席以上連続本塁打は22年村上(ヤ)の5打席を含め史上15人目。パで4打席連続本塁打は7人目の最多タイ記録で、ロッテでは71年醍醐猛夫以来54年ぶり2人目となった。また、ソロを含まない4打席連続本塁打は史上初だ。4回には2本塁打。1イニング2本塁打は、22年6月12日巨人戦の辰己(楽=2回)以来22人目、24度目のプロ野球タイ記録でチーム初。なお、1イニング2本塁打を含めた4打席連続本塁打は山口が初めて。

 ◇山口 航輝(やまぐち・こうき)2000年(平12)8月18日生まれ、大阪府出身の25歳。明桜(秋田・現ノースアジア大明桜)では2年夏に甲子園出場。高校通算25本塁打。18年ドラフト4位でロッテ入団。21年3月26日のソフトバンク戦でプロ初出場。22年9月22日のオリックス戦で1試合3本塁打、8打点をマークした。1メートル83、100キロ。右投げ右打ち。特技は俳句。

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