阪神・伊原陵人 新人王へ復活の兆し、先発5戦ぶりQS「次につなげないと」初回の2失点だけ

[ 2025年8月21日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神1-2中日 ( 2025年8月20日    京セラD )

<神・中(17)> 力投する阪神の先発・伊原 (撮影・後藤 大輝)
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 6回2死一、二塁。自己最多となる111球目で石伊を一邪飛に仕留めた阪神・伊原はホッと息を吐いた。6回7安打2失点。6敗目を喫したものの、6月22日ソフトバンク戦以来、先発登板5試合ぶりのクオリティースタート(QS=6回以上、自責3以下)を達成し、復調気配を漂わせた。

 「先制点を取られてしまった。それが、きょう勝てなかった全てだと思う。先発投手として立ち上がりは大事なので。見直したい」

 試合後に反省の弁を絞り出したように、立ち上がりの初回に悔いを残した。先頭のブライトから田中、岡林と3連打を浴びて先制点を献上。1死二、三塁からボスラーにも遊撃への適時内野安打を許し、2点目を失った。それでも改めて「低めに集める」ことを意識し、2回以降の残り5イニングは打たせて取る投球を展開し立て直した。

 球団新人左腕では91年湯舟敏郎以来34年ぶりとなる先発5連敗。とはいえ、それだけ起用されているということは期待の表れでもある。抜てきを続ける藤川監督は「いいところまで戻ってきた。しっかり投げ切れたし良かったと思います」とうなずき、伊原は「次につながるというか、つなげないといけない」と言葉に力をこめた。

 このまま本来の姿を取り戻し、次戦以降に白星を積み重ねられれば、昨秋のドラフト指名時から目標に掲げる新人王獲得も、現実味を帯びる。この日は同じ社会人出身のルーキーで、新人王争いのライバルの一人である石伊を3打数無安打に封じた。伊原がNTT西日本、石伊が日本生命に在籍していた頃から顔見知りで、今も談笑する間柄。「試合を見ていてもここぞで打つイメージ。捕手らしい読みがある」とかねて警戒しており、きっちり抑え込んでみせた。

 他にもヤクルト・荘司、DeNA・宮城らが居並ぶ新人王戦線。開幕からその先頭を走る虎のドラ1ルーキーが、最後に笑ってみせる。(松本 航亮)

 《阪神の新人王》
 ○…阪神の新人王(最優秀新人)獲得選手は、球団初の1955年西村一孔をはじめ、過去9人。投手では西村、94年藪恵市、07年上園啓史、23年村上と計4人が獲得しているが、左腕が獲得すれば球団初となる。ちなみに野手は69年田淵幸一、80年岡田彰布、92年久慈照嘉、01年赤星憲広、16年高山(オイシックス)の5人が獲得している。

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