広島・ファビアン「野球人生初」5安打 球団助っ人ではシーツ以来21年ぶり

[ 2025年8月21日 05:05 ]

セ・リーグ   広島4-7DeNA ( 2025年8月20日    横浜スタジアム )

<D・広(19)>5回、ソロを放ったファビアン(撮影・島崎忠彦)
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 広島のサンドロ・ファビアン外野手(27)が20日、来日初で野球人生でも初の1試合5安打を放った。DeNA戦(横浜)で、単打4本に、5回の先頭では左翼上段へ14号ソロ。球団助っ人の1試合5安打は、04年のアンディ・シーツ以来21年ぶりとなった。試合は大瀬良大地投手(34)の今季最短3回5失点KOが響き、4―7で敗戦。3位・DeNAとは4ゲーム差に開いた。

 3点を追う5回の第3打席が圧巻だった。先頭打者のファビアンは、東が初球に選んだ内角カットボールを強振。快音を発した大飛球は、広島ファンで赤く染まった左翼席上段へ着弾した。代打アーチをかけた16日のヤクルト戦以来、3試合ぶりの14号ソロだ。

 「目線を上げて、打てるゾーンを待っていた。自分のスイングでしっかり振り抜けたし、いいアプローチができたと思うよ」

 特大弾の前後にも派手に打ちまくった。初回1死から東のスライダーを中前へ運び、3回1死一塁ではチェンジアップを左前へ。さらに7回の先頭で3番手・宮城の高め直球を中前へはじき返すと、9回先頭でも5番手・入江の低め直球をまたしても中前へ運んだ。

 「何とか毎打席出塁し、チームがどうやったら点を取れるかを考えている。5安打を打てて良かった」

 敗戦の中でキラリと光る、来日初で「野球人生でも初めて。アメリカでもなかった」という1試合5安打。広島の助っ人では、04年にアンディ・シーツがマークして以来、21年ぶりの猛打となった。

 低迷期があった。6月末の時点で3割1分台を誇った打率。ところが、7月に入ると急降下し、月間でも打率・149と不振にあえいだ。「(故郷の)ドミニカに比べると倍ぐらい日本は暑い」。酷暑の上に多湿、さらには疲労が原因だった。

 「これだけ連続で試合に出たことがなかったし、疲れはあった。7月はまだ暑さにも慣れていなかった」
 底は脱した。完全復調と言ってもいいだろう。8月は打率・310。新井監督は「5安打はなかなかできることじゃない。素晴らしいバッティング」と称えた。

 「8月に入って(日本の気候に)体も慣れてきた。チームは今、凄く大事な戦いが続いている。自分のベストを出さないといけないと思っている」

 頼もしいファビアン。8月に入って5本塁打の盟友・モンテロとともに、優れたコンタクト力で打線を、チームをけん引する。  (江尾 卓也)

 ○…ファビアン(広)が来日最多のゲーム5安打。来日初のゲーム4安打も記録。広島外国人選手のゲーム5安打は04年4月14日の阪神戦で来日2年目のシーツが6打数5安打して以来21年ぶり。来日1年目に限れば03年に同じくシーツが6月5日の巨人戦5打数5安打と8月2日の巨人戦5打数5安打(延長10回)の2度記録して以来22年ぶり。

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