【甲子園】150キロ計測の山梨学院2年生・菰田陽生「球速にこだわっていたらダメ」 学校初の夏8強進出

[ 2025年8月16日 13:27 ]

第107回全国高校野球選手権第11日 3回戦   山梨学院14―0岡山学芸館 ( 2025年8月16日    甲子園 )

5回、前田を三振に抑え吠える山梨学院・菰田 (撮影・亀井 直樹)
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 山梨学院(山梨)が猛打で岡山学芸館(岡山)を圧倒した。14得点は07年に出場した甲府商が1回戦・境(鳥取)戦で挙げた得点と並ぶ山梨県勢の夏最多得点となった。先発の最速152キロを誇る1メートル92の大型右腕・菰田陽生(2年)が5回2/3を1安打無失点。「前回と同じように相手を抑えるっていうことに力を入れて、勝ちにこだわって投げたので、今日の投球も良かったと思います」と流れる汗をぬぐった。

 菰田は初回を無難に立ち上がると、すぐさまエンジンは全開に。3回無死、岡山学芸館の7番・森下絢心(1年)をこの日最速の150キロ直球で空振り三振に仕留め、相手に付けいる隙を与えず中盤へ。6回途中に桧垣瑠輝斗(2年)にリレーした。

 58球と余力を残しての交代に「投げれる気持ちもあった」とはしながらも「守備も大事。そこからの後の守備というところで、しっかり任せることができた」と振り返った。

 投手として、球速以外の部分にこだわりがある。「球速にこだわっていたら、コントロールだったり、そういうところもダメになると思うので、まずは相手を打ち取ろうっていうところで全力で投げていった結果が、そういうところだったと思います」。重視するのは試合をつくり、チームを勝利に導く力。150キロはあくまでも結果論だと強調した。

 打線は初回に先制すると、2―0の5回に打者一巡、6安打を集めて6得点。菰田もこの回に適時三塁打を放つなど、3安打3打点と打でも勝利に貢献した。打撃力も評価されるだけに「これを継続して、次の試合でも打てるように頑張っていきたい」と気持ちを引き締めた。

 23年の選抜大会で優勝した強豪だが、意外にも夏の2勝は初めて。完勝の勢いに乗って夏の頂点も奪いに行く。「勝ちにこだわってチームとしてのつながりっていうところで、もう1回勝てるように頑張っていきたい」。実力を存分に示した大器が、頂点へと突き進むチームの先頭に立つ。

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