中田翔にとって本塁打は「特別なもの」引退決断も…「本当はもっともっとホームランを打ちたかったです」

[ 2025年8月15日 13:39 ]

引退会見で思いを語る中田(撮影・椎名 航)
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 中日中田翔内野手(36)が15日、名古屋市内で会見を行い、今季限りでの現役引退を表明した。18年間でここまで通算309本塁打。自身にとって本塁打は「特別なもの」と語った。

 濃紺のスーツ、ブルーのネクタイを着用して会見に臨んだ中田は、「2カ月くらい前」に引退を決断。悔いはないか問われ「悔い…一つ挙げるとすれば、中日ドラゴンズに全く貢献できなかったこと。ファンに申し訳ないと思っています」と真っすぐ前を見据え思いを口にした。

 それでも、中日に移籍してからここまで6本塁打。中田らしい豪快なアーチ、美しい弾道でファンを魅了した。そんな中田の魅力の一つでもある本塁打について「球場の雰囲気を一発で変えられるのはホームランだと思っているので、やっぱホームランに対してのこだわりも凄く若い時から強かったですし、ファンの皆さんもそこに対して期待してくださったと思います。本当はもっともっとホームランを打ちたかったですし、この球場でもファンの皆さんの前でたくさん打ちたかった気持ちが強いですけど、僕にとってホームランは特別なもの。グラウンドを1周している時の気持ちは、ホームランを打った人間にしか分からない感覚ですので、正直もっともっとグラウンドを回りたかった」と言葉に力がこもった。

 そして会見の最後に「プロ野球界で凄い選手はたくさんいるので、そういう子供たちに夢を僕たちは責任を持って伝えていかないといけないと思います。少しでも中田翔のプレー見てホームラン見て野球が好きになった子たちがいるのであれば、野球を続けてきて良かったなと思います」とすがすがしい表情で18年間のプロ野球人生を総括した。

 通算1579安打、309本塁打、1087打点。勝負強い打撃を存分に生かし、3度の打点王、5度のベストナインを獲得。打撃だけではない。ゴールデングラブ賞5度と守備力の高さも持ち味の一つだった。記録とともに、野球ファンの記憶にも鮮烈に刻まれる希代のスラッガーが、惜しまれながらバットを置く。

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