イチロー氏 感動と爆笑の13分間英語スピーチ 弓子夫人に「ホットドッグを食べられるのが待ち遠しい」

[ 2025年8月10日 11:09 ]

弓子夫人とハグするイチロー氏(AP)
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 マリナーズは8日(日本時間9日)から、アジア出身選手として初めて米国野球殿堂入りしたイチロー氏(51)の功績を称え「イチロー殿堂入りウィークエンド」を開催。2日目となった9日(同10日)には、背番号51の永久欠番セレモニーを行った。

 レイズ戦前に行われたセレモニー。大型ビジョンにファンからの手紙や、これまでの功績を称える特別映像が放映された。セレモニーには弓子夫人をはじめ、イチロー氏と同じ「51」をつけたランディ・ジョンソン氏、ケン・グリフィー氏、エドガー・マルティネス氏らそうそうたるメンバーが出席。レジェンドたちに続き、イチロー氏の名が紹介されると、球場には割れんばかりの大声援が渦巻いた。

 イチロー氏は大歓声に迎えられ、中堅からグラウンドへ。一礼するとマウンド方向へと歩を進める。シックなスーツ姿で、時折、声援に手を振りながら柔らかな笑顔も見せた。長年、苦楽をともにした弓子夫人とハグ。席に着き、出席者からのスピーチを受けると、感無量の表情だった。

 ビデオメッセージなどに続き、スピーチを行った。大観衆に「What's up Seattle?」(元気かい?シアトル)と呼びかけると、またしても割れんばかりの大歓声。「本日、最高の栄誉を受けることに感謝しています。2週間で2度の英語のスピーチをさせるなんて誰のアイデア?これは、私のキャリアの中で最も困難な挑戦の1つです」とユーモアを交えると、爆笑も沸き起こった。

 大観衆から、ひときわ大きな温かい拍手が送られたのは、弓子夫人に向けた言葉だった。

 「妻の弓子へ。今日の試合で、また一緒にホットドッグを食べられるのが待ち遠しいよ」

 今月27日の米殿堂入り表彰式典で「引退後、弓子と私はデートナイトを過ごしました。現役時代にはできなかったこと、スタンドに座って、アメリカ流にホットドッグを食べながら、マリナーズの試合を楽しみました。野球がくれた数々の経験の中で、私をこの瞬間に到達するために最も欠かせなかった人とホットドッグを食べながら試合を楽しめたことは、一番特別なことでした」と話していた。

 弓子夫人だけではない。「多くの元チームメイトとスタッフの皆さん、一塁側のベースラインにいる皆さん、皆さんの温かいご声援は私にとって大きな意味があります」と感謝の言葉は尽きなかった。

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