【甲子園】東洋大姫路“新エース”木下鷹大、粘りの136球完投勝利「自分たちは全国制覇が目標」

[ 2025年8月8日 13:18 ]

第107回全国高校野球選手権第4日 1回戦   東洋大姫路5―3済美 ( 2025年8月8日    甲子園 )

<東洋大姫路・済美> 東洋大姫路先発・木下 (撮影・須田 麻祐子)
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 2011年以来、14年ぶり13度目の出場となった東洋大姫路(兵庫)が済美(愛媛)とのシーソーゲームを制し、ベスト8だった同年以来の初戦突破を決めた。背番号1を背負った木下鷹大投手(3年)が済美打線に8安打を許しながらも粘り強い投球で3失点にとどめ、チームを勝利に導いた。

 先制した直後の2回に4安打を集められて逆転を許し、2-3の6回には味方の失策を起点に同点を許した。苦しい展開を強いられたが、傾きかけた流れを食い止め、引き寄せることがエースとしての仕事だった。「いつも通りの粘り強いピッチングができて、良かったです」。140キロ台の直球を制球よくコーナーに配し、カーブ、スライダー、チェンジアップなど変化球を低めに集めた。逆転されても、追いつかれても冷静に回を重ねると、7回に味方が勝ち越しの2得点。136球の熱投でリードを最後まで守り切った。

 今春までは最速147キロ右腕の阪下漣が「絶対的エース」だった。しかし阪下がセンバツで右肘痛を発症し、以降は主戦を担ってきた。責任感を胸に立った聖地のマウンド。周囲からの期待に対して「重圧は感じていない」と言い切った上で「いつも通り自分のピッチングをするだけなので、このまま一戦必勝でやっていきたいと思います」と言葉に力を込める。「自分たちは全国制覇を目標にしているので、この初戦が大事だと思っていたので、勢いがつくようにいいピッチングをするという気持ちで臨みました」と見据えるのは頂点のみだ。

 次戦では花巻東(岩手)と対戦する。「100%の力を出さないと勝てないと思うので、今日の様なピッチングじゃダメだと思う。修正しながら、次の試合でもマックスを出せるようにやっていきたいと思います」。1977年以来、48年ぶり2度目の優勝へ。エースが出力を高めていく。

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