【甲子園】花巻東・萬谷堅心が“魔曲封じ”「成果を出すことができた」 監督からは「何点取られてもいい」

[ 2025年8月8日 10:45 ]

第107回全国高校野球選手権第4日 1回戦   花巻東4―1智弁和歌山 ( 2025年8月8日    甲子園 )

<智弁和歌山・花巻東> 5回を無失点で終えて哮える花巻東・萬谷(撮影・須田 麻祐子)
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 “魔曲”を力ずくで振り払った。花巻東(岩手)先発の萬谷堅心投手(2年)が選抜大会準優勝の智弁和歌山(和歌山)を相手に7安打1失点、156球を投げ抜いて完投勝利。「本当、強い相手だったんですけど、まず勝つことができて素直に嬉しいです」と充実感を漂わせた。

 中盤の大きなポイントとなったのは2―1で迎えた5回だった。この回先頭の智弁和歌山1番・藤田一波(3年)に中前打。ここで相手アルプスからは“魔曲”「ジョクロック」の演奏が始まった。その中、次打者・大谷魁亜(3年)に四球を与え、大ピンチを迎えた。

 自軍だけでなく、球場全体が盛り上がり、得点率が上がるとされる相手チームのチャンステーマ。しかし、菊池雄星(エンゼルス)、大谷翔平(ドジャース)もつけた背番号「17」を背負う2年生左腕は動じなかった。3番打者の投前バントをダッシュよくさばき、三塁封殺。続く4番、5番はそれぞれ空振り三振、二ゴロに仕留めてスコアボードに「0」を入れた。「フィールディングは本当に練習してきて、成果が出すことできて本当に嬉しいです」と笑顔を交えて振り返った。

 6回以降は無安打。1-4の9回に2死から満塁のピンチを招いたが、最後の打者は高め直球で空振り三振。「本当にすごい打線なので“何点でも取られていい”っていうふうに言われてたんで、本当に楽に投げることはできました」。指揮官からのアドバイスも胸に、魂を込めた156球で強力打線を相手に最少失点で終えた。次戦に向け「気の抜けない戦いになると思うので、とにかく目の前の試合に全力で戦っていきたい」と表情を引き締めた。

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