阪神・佐藤輝明 貫禄の金丸撃ちも余裕の称賛「いいピッチャーですよね」 広~いバンテリン弾5本目

[ 2025年8月8日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神3―8中日 ( 2025年8月7日    バンテリンD )

<中・神>4回、ソロ本塁打を放つ佐藤輝(撮影・亀井 直樹) 
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 中日ファンが静まりかえる“驚弾”を佐藤輝がかっ飛ばした。3点劣勢で迎えた4回先頭の2打席目。カウント2―1から先発・金丸の甘いスライダーにフルスイングを仕掛けた。

 「甘い球がきたのでね。しっかり打てて良かった」

 瞬く間に飛び出した打球に、中堅・岡林はすぐに追うのをやめた。失速どころか、加速したように見えた一撃は広い敵地のバックスクリーンへ突き刺さる2試合ぶりの29号ソロ。両リーグの本塁打キングを独走する和製大砲が、初勝利を目指す新人左腕に脅威を与えた。

 虎の背番号8が打つとバンテリンドームでさえ狭いと勘違いしそうになる。5日の中日戦では8回無死一、二塁の場面で右中間に逆転の決勝3ランをたたき込んだ137メートル弾から中1日。これで同球場では今季9試合で20年の大山以来となる5本目の放物線を描いた。同球場では目下最多5本塁打を誇る中日・ボスラー、上林に肩を並べた。

 「いいピッチャーですよね。コントロールも良いし、全体的にまとまっているし、良かったと思います」

 本塁打以外は金丸に封じられ、チームはプロ初勝利を献上。自身がアーチをかけた試合の連勝は10で止まった。それでも相手左腕を称える余裕もみせた。本拠甲子園の浜風をも苦にしない今季。風の影響を受けないドーム球場での本塁打量産は、進化を遂げている虎の大砲にとって、朝飯前といったところだろう。

 シーズン前に掲げた「30本塁打」に今季101試合を消化した時点で王手をかけた。節目の数字に到達すれば、さらに量産態勢に入る雰囲気が漂う。「まあ、頑張ります」と短い言葉に決意をにじませた。8日からは地元関西でヤクルトとの3連戦。舞台は、今季3試合で1本塁打を放っている京セラドームだ。
(石崎 祥平)

 ○…佐藤輝(神)が4回に29号ソロ。バンテリンドームでは今季5本目で、本拠の甲子園7本に次いで、ビジター球場で単独最多。リーグ全体でも中日選手のボスラーと上林の5本に並んでトップに立った。今季同球場では9月2~4日の残り3試合。6本目が出れば05年の金本知憲に並ぶ阪神選手の最多本塁打。ビジター球団記録の00年松井秀喜(巨)8本も射程圏だ。

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