【甲子園】叡明・田口「悔いなく終わった」けど…仲間の泣き顔に「勝ちきりたかった」

[ 2025年8月8日 05:00 ]

第107回全国高校野球選手権大会1回戦   叡明4―5津田学園 ( 2025年8月7日    甲子園 )

<津田学園・叡明>タイブレークの延長12回、津田学園・伊藤の打球を一塁へ悪送球する叡明・田口(撮影・五島 佑一郎)
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 【不滅のSummer Story】迷いが命取りだった。4―4の延長12回、叡明の守り。無死一、二塁から三塁側への送りバントを右腕・田口遼平(3年)が処理。1点許せばサヨナラで「サードに投げたい」が、間に合わない。切り替えて一塁に投げた送球は大きく抜け、右翼ファウルゾーンを転々とした。サヨナラの走者が本塁にヘッドスライディング。夏が終わった瞬間だった。

試合結果

 春夏通じて初の甲子園出場を決めた埼玉大会同様、投打でチームをけん引した。5回に同点の左犠飛を放ち、11回には一時勝ち越しの右前適時打。「3番・遊撃」で出場し3回から2番手で登板。125球の熱投だった。ゲームセットの瞬間も「悔いなく終わった」と心は晴れた。三塁側アルプス席前に整列。ただ、応援してくれた仲間の泣き顔が見えると、田口の頬にも涙が伝った。「勝ちきりたかった…」と心の奥の本音が浮かんだ。

 「実力的には(埼玉で)1番ではなかった。やっぱり高校野球って技術だけじゃない。チームワークを大事にすれば結果がついてくる」。涙を拭い、胸を張り、埼玉へ戻る。(柳内 遼平)

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