ミキハウス・浪越悠太 わずか1球の見事な火消しで逃げ切りに成功 JABA北海道大会は1勝1敗に

[ 2025年8月7日 16:57 ]

第66回JABA北海道大会予選リーグ   ミキハウス6―3JR北海道硬式野球クラブ ( 2025年8月7日    旭川スタルヒン球場 )

好救援を見せたミキハウス・浪越
Photo By 提供写真

 ミキハウスが継投リレーで逃げ切り、JABA北海道大会を1勝1敗とした。試合の流れを引き寄せたのは、2番手で救援した浪越悠太投手(24)。5―3の6回1死一、二塁から登板し、ピンチを脱した。

 「捕手の井上さんから“力感なく、テンポよくいこう”と声をかけていただいたので、思い切り腕を振って、ゾーンに投げることを意識しました。少しシュート回転しましたが、抑えられて良かったです」

 初球。狙い通り内角高めへ直球を投げ込むと、平凡な三ゴロに封じた。この回3点を奪われ、相手打線の追い上げムードが続く中での見事な火消し。わずか1球で、与えられた役割を完璧にこなした。

 創価大から今季が入社3年目。右のアンダースローから浮き上がってくる真っすぐは、最速140キロを誇る。昨年は腰の故障もあり満足に投げられなかったが、制球難も克服した今季はワンポイントとして活躍の場を広げるようになった。JABA京都大会の東芝戦では1/3回を無失点。「相手が強いことは分かっていましたが、自分のボールを投げることができれば結果につながることが分かりました」と確かな収穫を得た。

 独特の投球フォームになったきっかけは、関西創価2年夏の悔しい敗戦だった。大阪大会4回戦・春日丘戦で先発したが、2/3回で降板し、チームも敗れた。中学時代からサイドスローだったが、当時の深沢英俊監督が腕を下げること提案。「何とかするしかない」という悲壮な決意のもと、現在につながる原型をつくりあげた。

 5年連続となる都市対抗出場は逃したが、今後は日本選手権出場をかけた戦いが待つ。「ワンポイントでいって、チームに流れを持ってくるのが自分の役割。野手の方にもいつも投げやすい雰囲気をつくっていただいてますし、何とかチームに貢献したい」。新風を吹かせるアンダースローが、巻き返しの一躍を担う。

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年8月7日のニュース