850日ぶり白星の広島・遠藤淳志 「不思議な感じ。この1勝に満足してはいけない」“悪癖”改善の成果

[ 2025年8月4日 05:45 ]

セ・リーグ   広島2―1中日 ( 2025年8月3日    マツダ )

<広・中>勝利し、ファンに手を振る遠藤(撮影・岸 良祐)
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 広島・遠藤淳志投手(26)が3日、中日戦に先発し6回2安打1失点の好投で850日ぶりの勝利を挙げた。同点ソロを浴びた3回以外は走者を許さない安定した投球で2023年4月6日以来の白星。玉村、佐藤柳の降格で巡ってきた先発チャンスを生かし、チームの9カードぶり勝ち越しを呼んだ。

 遠藤はベンチで勝利を見届けると、満面の笑みでナインとハイタッチを交わした。就任1年目だった新井監督に初勝利を届けた23年4月6日阪神戦以来、850日ぶりの白星。素直に喜びを表現したが、余韻に浸ることはなかった。

 「不思議な感じがする。久々に勝てて、もちろんうれしいですけど、この1勝に満足してはいけないと思う。また次のマウンドでも頑張りたい」

 7月9日に昇格し救援で5試合に登板。先発ローテーションに入っていた玉村、佐藤柳が相次いで2軍に降格し、先発の頭数が足りない中、新井監督から「真っすぐが強くなってきているし、リリースの強さも出てきている。どこかで先発させたいと思っていた」と23年9月14日以来のチャンスをもらった。

 1―0の3回、先頭の石伊に同点ソロを浴びたが「切り替えて投げることができた」と動揺はなし。この日は最速147キロの直球を軸に130キロ台のカットボール、チェンジアップ、110キロ台のカーブを駆使して相手打者を翻弄(ほんろう)。3回以外は走者を許さず6回2安打1失点にまとめると、6回に末包の勝ち越し本塁打が飛び出した。

 「自信になりますし、去年のオフからやってきたことが間違いじゃなかったと思う」

 例年148~149キロを計測する直球の最速が昨季は143キロ止まり。昨年12月に都内で行った動作解析で、投球時に軸足の右足に体重が残りすぎている悪癖が判明した。そこから投球フォームの改善に着手。踏み出す左足をインステップ気味にして「右足を強く前に押す感じ」で下半身主導のフォームに取り組むと、球速は140キロ台後半まで戻った。副産物でカットボールの球速もアップ。投球の幅が広がった。

 「中継ぎ陣の頑張りもあって今日の勝ちがある。改めて中継ぎの難しさも知りましたし、先発として勝ちへの喜びというのはすごく実感できた」

 8月は9カードぶりの勝ち越しでスタート。チームとともに遠藤も反攻を期す。(長谷川 凡記)

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