阪神・ハートウィグ 1回完全3連続K!2軍戦で衝撃デビュー 得意球のスイーパーがさく裂

[ 2025年8月4日 05:15 ]

ウエスタン・リーグ   阪神8―8オリックス ( 2025年8月3日    日鉄鋼板SGLスタジアム )

<ウエスタン 阪神・オリックス>7回、来日初登板したハートウィグ(撮影・須田 麻祐子)
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 7月に新加入した阪神のグラント・ハートウィグ投手(27=前メッツ傘下3A)が3日、ウエスタン・リーグのオリックス戦(SGL)で衝撃の虎デビューを飾った。5番手として7回から登板して3者連続三振。最速は153キロを誇った。わずか13球の試運転ながら“ドクターK”の片りんを披露。1軍はヤクルト戦(神宮)に1―8で敗れたものの、2位・DeNAが敗れたため優勝マジックを一つ減らして34。2年ぶりVへ向け、右横手投げの新助っ人が頼もしい援軍になりそうだ。

 151キロの外角速球に、右打席に立つデールのバットがピクリとも反応しない。見逃し三振。7回から来日初登板したハートウィグいわく「真っすぐ」ではなく「ツーシーム」なのだとか。右横手から繰り出される少しシュート気味のクセ球が大きな特徴だ。

 続く左打席の杉沢は腰が砕けて体勢を崩してのスイングで空振り三振。一番の武器だと胸を張る133キロスイーパーだ。スライダーより大きく横すべりして、カーブより速い。足元に食い込んできた軌道は、大谷の映像でよく見る“アレ”だ。

 そして同じく左打席の野口には140キロの“落ちる球”で空振り三振。前のめりのスイングで、球速から判断するとフォークボールかと思われたが、これも新助っ人いわく高速の「チェンジアップ」らしい。

 ツーシーム、スイーパー、そしてチェンジアップ。この日は3球種で3者連続三振に仕留めてみせた。野口への初球がこの日の最速で153キロ。そして、まだ見せていない球種があるという。「ファウルで粘られたら次はカットボールを使おうと思っていたんだ」。野口は3球三振だったため、残念ながらお蔵入りした。マイナーリーグ通算奪三振率は11・48。今季は同リーグで奪三振率12・55の触れ込みは決して大げさではなかった。

 「スライダーではなくスイーパーですね。マイアミ大の時からなんだ。チームメートで、エンゼルスにいるサム・バックマンに教わって自分のものにした。MLBでも一番の武器としてよく使っていた。持ち味は上下より、左右を広く使うことなんだ」

 腰の疲労を考慮され、前日2日に出場選手登録を抹消された守護神の岩崎はファームで調整中。外国人のデュプランティエもネルソンもファーム調整中で、この夜はビーズリーもヤクルト戦で敗戦投手となった。

 「昇格時期などは自分でコントロールできることではないが、(首位を走る)今のチームにいつでも加わる準備はできている。リーグ優勝、クライマックスに貢献できるようにしたい」。ハートウィグがアナウンスされた時、球場は一番沸いた。そしてハートウィグが3者三振を取った直後に8点差を追いついた。強運の持ち主かもしれない。Vの使者が現れた。(畑野 理之)

 ◇ハートウィグ プロフィル

 ☆生まれ&サイズ 1997年12月18日生まれ。米国ミシガン州デトロイト出身の27歳。1メートル96、106キロ。右投げ右打ち。

 ☆球歴 MLBドラフトでの指名はなく、21年にメッツと契約。23年6月19日のアストロズ戦でメジャーデビュー。今季はメッツ3Aで21試合に登板。メジャー通算32試合で5勝2敗、防御率5・14。マイナー通算130試合で16勝10敗24セーブ、防御率3・42。

 ☆愛称 米国でのチームメートからは、「ウィギー」の愛称で呼ばれていた。

 ☆特技は“セルフ診断” 医学の道を志していたこともあり、体の異変にすぐ気づくことができる。「体のどの部分がおかしいというのは、ある程度わかります」

 ☆トミー・ジョン手術で投球スタイル変化 もともとオーバーハンドで投げていたが、大学時代にトミー・ジョン手術を受け、リハビリ中にサイドハンド気味に変更。「自分にとって良い角度を見つけられた」 

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