ソフトバンク・山川が今季初首位導いた!!集中力で打った決勝弾 小久保監督も最敬礼「大したもの」 

[ 2025年7月30日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5-2日本ハム ( 2025年7月29日    エスコンF )

<日・ソ(14)>4回、3ランを放ちポーズを決める山川(撮影・高橋 茂夫)
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 ソフトバンクが今季92試合目で初の首位に立った。1―1の4回1死一、二塁、山川穂高内野手(33)が決勝の16号3ランを放った。初回には周東佑京内野手(29)が、3年ぶり2本目の初回先頭打者本塁打で勢いづけた。先発のリバン・モイネロ投手(29)は6回6安打1失点で9勝目。2020年10月10~23日の12連勝以来5年ぶりの9連勝で貯金20。ついに日本ハムを捉え昨年10月4日以来298日ぶりの1位だ。

 感覚は研ぎ澄まされていた。“鬼集中モード”に入っている山川が試合を決めた。

 1―1の4回1死一、二塁の場面。日本ハム先発・山崎が初球に投じたスライダーを捉えた。「狙っていなかったんですが、たまたま反応できました」。決勝の16号3ランでチームを今季92試合目で初の首位に導いた。

 テーマは「集中」だ。前半戦は打率・201、14本塁打、39打点で終えた。移籍後初の2軍調整も味わった。懸命に打撃フォームを模索したが、持っている引き出しを次々と開けても良い状態が続かない。前半戦最後の試合だった21日西武戦で長谷川勇也スキルコーチから「アグー、集中ね」と言葉をかけられたことをきっかけに気持ちを切り替えた。

 「打ち方を直して臨むより、打ち方はいいから集中しようというところでやっています。相手が誰であれ投げてきたボールに集中する。体の動きは自分の培ったものを信じてやっています。CSとか日本シリーズのつもりでやっていきたい」

 これまで試行錯誤して技術でスランプも乗り越えてきた大砲だが、現在は打席で「マジで何も考えない」と勝負に徹することにフォーカスするようにした。まだ3試合を終えたばかりだが、後半戦のスタートとともに11打数5安打2本塁打6打点で本塁打はリーグ2位の万波に並んだ。

 小久保監督も「甘いボールかもしれないけど、あそこで3ランは大したものです。後半戦のバッティングは内容がいい。このままいってくれれば」と大きな期待を込めた。

 本塁打と打点の2冠に輝いた昨季も前半戦は今季と同じ14本塁打。それが後半戦に入ると56試合で20発とハイペースでアーチを量産した。「明日も1打席目から集中することに集中したい。もう少し面白いことを言いたいですけど、それしか言えないので」

 こうブレない思いを口にした山川。それでも今季も同様の終盤の大暴れとなれば、リーグ連覇は大きく近づく。9連勝で貯金は大台の20。そして、ついに日本ハムを捉えた。
(木下 大一)

 《今季最多貯金20》
 ○…ソフトバンクが貯金を今季最多の20とし、初めて首位に浮上した。5月1日には借金7の最下位。借金7以上から貯金20以上にしたのは12年の巨人(借金7→貯金44)以来7度目、パでは07年の日本ハム(借金8→貯金20)以来18年ぶり5度目となった。借金7から盛り返し貯金20以上で優勝すれば63年西鉄(借金7→貯金26)、88年中日(借金7→貯金33)、前記の日本ハム、巨人についで5チーム目となるがどうか。

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