大谷二刀流の鍵を握るゴームズGMを直撃「ポストシーズンへしっかり投げられる状態が最優先」

[ 2025年7月30日 01:30 ]

ドジャースのブランドン・ゴームズGM
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 ドジャース大谷翔平投手(31)はマイナーでのリハビリ登板を経ずに6月16日に投手復帰以降、球数を制限したメジャー登板を重ねる前例のない過程を歩んでいる。「Monthly Shohei」7月編では、その二刀流復活の鍵を握るド軍のブランドン・ゴームズGM(41)を単独インタビュー。100マイル(約161キロ)超えの速球の右肘への負担、今後の起用法、休養日についてなど話題は多岐にわたった。(聞き手・柳原 直之)

 ――大谷は投手復帰3戦目の6月28日のロイヤルズ戦でメジャー自己最速の101・7マイル(約163・6キロ)を計測した。右肘への負担を考えて、球速の制限はないか?
 「翔平は自分の中でしっかりと制御しながら投げている。メカニクス(投球フォーム)を崩さずにしっかり投げられているし、出ている球速が今の彼の自然なものだと思う。彼は打者を抑えること、そして強いメカニクスを保つことに集中している。だから、彼が今投げている球速が、無理して出しているものだとは思わない。むしろ、彼は強いメカニクスでいい場所に投げられている。それが今、出ている結果なんだ」

 ――このまま100マイル以上を投げ続けても問題ないと?
 「そうだ。彼にとってそれが自然な投球なんだ。僕らは彼を少しずつビルドアップさせているし、彼自身も登板を重ねながら段階的に上げている。今後どうなるかは様子を見ながらだが、彼がルーティン通りに取り組んで、いいメカニクスで投げている限り、それが特別にリスクを高めるとは思っていない」

 ――今季中に5、6回を投げられる通常の先発投手のように戻っていく形になる。
 「その通りだ。彼が気分良く投げられていることを確認しながら、徐々にイニング数を増やしていくのが目標だ。登板の合間にはしっかりと話し合いをしながら、最終的には“ピギーバック(大谷の後に投げる第2先発の投手)なし”で自分だけの先発をこなすようになっていく」

 ――7回や8回を投げる可能性は?
 「様子を見ながら、引き続きその話し合いをしていく。一番大事なことは、彼が良い状態で、健康でいること。ポストシーズンに向けて彼がしっかり投げられる状態であることが最優先だ。我々の全ての判断は、そのゴールに向けて考えていくことになる」

 ――ポストシーズンを含めて先発専念か?救援やDH以外の野手として出場することはないか?
 「ない。彼はDH以外は先発投手に専念することになる」

 ――後半戦初登板は中8日と十分に間隔を空けての21日のツインズ戦だった。
 「オールスターブレーク後にしっかり数日間の休みを与えたかったからだ。そうすればオフの日に無理して球場に来て練習する必要もなく、通常の登板日に合わせてルーティン通り調整できる」

 ――大谷は今季ここまで2試合しか欠場していない。後半戦に休養日を与える予定は?
 「翔平と話して、彼が何を必要としているかを見極めながらになる。特に今は投げることが増えてきて、ビルドアップしている段階だから。彼とロバーツ監督と僕ら全員での会話の中で決める。彼が休みたいと言えば、その日はしっかり与えるつもりだ」

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