イチロー氏が語った「プロフェッショナルであるとは何か」常に同じ姿勢でプレーする大切さ説く

[ 2025年7月28日 08:21 ]

米野球殿堂入りし、英語でスピーチしたイチロー氏(AP)
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 米野球殿堂入りしたイチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が27日(日本時間28日)、米ニューヨーク州クーパーズタウンで行われた表彰式典に参加し、19分間の英語スピーチを行った。

 ブルーのネクタイに紺のスーツで登場したイチロー氏は背番号「51」のユニホームを着た大勢のファンを前にスピーチ。スピーチの冒頭では「プロフェッショナルであるとは何か」について熱く語った。

 45歳の2019年まで現役としてプレーしたイチロー氏は「野球はただ打って、投げて、走るだけではありません。野球は私に“何が大切か”という価値判断を教えてくれました。それは人生や世界を見る私の視点を作ってくれたのです。子供のころは、ずっと野球を続けられると思っていました。でも年を重ねるごとに、45歳までプレーを続けるには全てを捧げなければならないと気づきました」と振り返った。

 心がけていたのは常に同じ姿勢でプレーすること。「ファンが貴重な時間を使って試合を観に来てくれるとき、選手にはその期待に応える責任があります。10点差で勝っていても負けていても、開幕戦からシーズン最終戦まで、私は常に同じ姿勢で臨む義務があると思っていました。試合後にボックススコアを確認するまで、どんな試合であってもファンに対して全力を尽くすこと、それがプロとしての責任だと感じていました」と言葉に力を込めた。

 「いつスタジアムに来ても、ファンは楽しむ価値があります。野球は“プロフェッショナルであるとは何か”を私に教えてくれました。そして、それこそが私がここに立っている理由だと信じています。私の能力が他の人より優れていたからではありません。3000安打や1シーズン262安打といった記録は、記者たちによって認められた結果です。ただ一人を除いて(笑い)ちなみに、その(米野球殿堂投票で自身に投票しなかった)記者との“ディナー招待”のオファーは、すでに期限切れです(笑い)」とジョークを交えながら話した。

 「19シーズン、毎日細かなことに注意を払い続けたからこそ、記録を残すことができました。私は自分の道具を毎日自分で手入れしました。グラブの紐が緩んでミスをすることも、スパイクが汚れていてベースで滑ることも避けたかったからです。オフシーズンでさえ、私のルーティンは厳格でした。春のキャンプに現れたときには、既に肩は仕上がっていて、マリナーズの実況アナウンサー、リック・リッツが“レーザービーム!”と叫ぶ準備ができていました」と準備の大切さを説いた。

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