元虎ドラ1横山氏が焼肉店オープン「左利きで包丁の入れ方も全部逆」神戸の人気店で一から修行

[ 2025年7月27日 11:39 ]

元阪神の横山雄哉氏(提供写真)
Photo By 提供写真

 14年のドラフトで阪神から1位指名された横山雄哉氏(31)が、あす28日に尼崎市内で焼肉店「焼肉ホルモン 虎のゆうや」をオープンさせる。

 20年に現役を引退してからは球団のアカデミーコーチを経てアパレル業界に身を置きオリジナルブランドも立ち上げた。今回「新しい挑戦がしたかった。もう一度、自分の手で勝負がしたくて」と群雄割拠の飲食業界に参入。阪神OBの加藤隆行氏が経営する三宮の人気店「神戸ビーフ焼肉 お加虎」で修行を重ねてオープン日を迎えようとしている。

 「不安ももちろんありますけど楽しみな部分が強い。最初はすごく大変でしたけど…」

 数日後のオープンを控え厨房とホールを往復しながら準備に追われていた横山氏が苦笑いで振り返ったのは悪戦苦闘の日々だった。

 「お肉のことは全く分からなかったので一から勉強させてもらいました」。肉の仕込みの手順、切り方、タレの作り方、そして肉の流通ルート…加藤氏だけでなく、同じくOBで西宮市内の焼肉店「伸」を営む中込伸氏にも力を借りて知識を叩き込み、厨房では“実戦”を重ねた。

 中でも習得に時間を要したのは肉の切り方。「ただ切ってもダメなんで」と肉の筋繊維に垂直に切れば柔らかくなり、平行なら噛み応えが出るなど、ノウハウを学んだ。「自分は左利きなんで包丁の入れ方も全部逆。それが結構、苦労しました」。“サウスポー”ゆえの壁も乗り越えた。

 肉の仕入れにもこだわる。業者任せにせず、自ら各地の畜産農家を訪問し牛の育ち方や飼料、水などを見て回ってきたという。「本当においしい肉を届けたい」。高級な近江牛から家族で楽しめるリーズナブルな肉まで自身が責任を持って仕入れを決めた肉の数々を提供するつもりだ。

 「アットホームな店に」とオーナーの横山氏もホールに立って接客をする。「話すことは好きなんで」と力強くうなずくが「野球の話は少しだけしかできません」とケガに泣き、わずか6年に終わった現役時代を回想し苦笑いを浮かべた。

 「家族連れ、友人、タイガースファン、選手の方々にも来ていただきたいですね」。阪神時代の先輩・岩崎、岩貞、梅野、可愛がっていた後輩の藤浪など焼肉店をオープンすることはかつての同僚たちにも伝えている。

 「現役で一緒にやらせてもらった選手たちが今も頑張っている姿に自分は勝手に刺激をもらってます」。

 将来的には大阪、神戸での店舗展開も視野に入れている。焼肉業界の“エース”となれるか。横山氏の新たな挑戦が始まる。(遠藤 礼) 

◆焼肉ホルモン 虎のゆうや
 【営業時間】17時~24時(ラストオーダー23時30分)
 【住所】兵庫県尼崎市南塚口町2丁目16―2南塚口ビル2階
 【電話】06―4950―8900

「阪神」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年7月27日のニュース