【高校野球】未来富山が創部8年目で春夏通じて甲子園初出場 プロ注目左腕・江藤蓮が完投

[ 2025年7月27日 06:00 ]

第107回全国高校野球選手権富山大会決勝   未来富山13―7高岡商 ( 2025年7月26日    富山市民 )

<高岡商・未来富山>完投勝利で優勝を決めた未来富山・江藤(中央右)は捕手の中込と抱き合って喜ぶ
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 最後の打者を直球で空振り三振に打ち取った瞬間、高々と両腕を掲げた。未来富山のプロ注目左腕・江藤蓮(3年)は、155球で完投し、創部8年目のチームを春夏通じて初の聖地に導いた。

 「先発を任されたからには、誰にもマウンドを譲らないぞという気持ちでした」

 準決勝・富山第一戦の134球完投から中1日。打線の大量援護に加え、6回には自らも高校通算9号ソロと投打に躍動した。9回は高岡商の驚異の粘りにあったが、最後まで投げ抜いた。

 今年4月に高校日本代表候補の強化合宿に招集され、浦和実・石戸颯汰とは互いに得意球のカーブの握り方について意見を交わし、京都国際・西村一毅とは「甲子園で会おう」と誓い合った。念願の聖地切符をつかみ「甲子園では148キロを」と、自己最速145キロの更新を狙う。

 全校生徒24人中、23人が野球部員という異色の通信制高校で、全員が「アスリートコース」に所属。授業は午前中で終わり、午後1時から練習に励む。江藤も野球に集中できる環境に魅力を感じ、故郷の長野を離れた。北アルプスを望む魚津市で寮生活を送り、富山県の良さを「海鮮がおいしい」と表現。富山代表として甲子園のアルプススタンドを沸かせる準備はできている。 (石丸 泰士)

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