【球宴独占手記】西武・渡部聖「今度は自分が子供たちに夢与える選手に」 楽天・宗山との絆も

[ 2025年7月25日 05:30 ]

マイナビオールスターゲーム2025第2戦   全パ10ー7全セ ( 2025年7月24日    横浜 )

<全パ・全セ> ビッグチェーンネックレスを着用して記念撮影する(左から)渡部聖、宗山(撮影・須田 麻祐子)
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 ファン投票と選手間投票でパ・リーグの外野手部門で選出された西武のドラフト2位・渡部聖弥外野手(22)が本紙に独占手記を寄せた。広陵(広島)の同期で寮でも相部屋だった楽天・宗山との絆を明かし、1年目で踏みしめた晴れ舞台での経験を糧に決意を新たにした。

 こんなスターの方たちと一緒にプレーできたのは夢のような時間でした。第1戦でヒットが出て凄くホッとしたし、スター選手たちに少しでも近づきたいです。

 いざ、この舞台に立ってみると、全く実感が湧かなかったです。小さい時は「プロ野球選手になりたい」「オールスターに出てみたい」とテレビを見ながら思っていたけど、今は目の前のことに必死でした。友達や家族から「見てたよ」と連絡がたくさん来て、やっと実感が湧きました。

 オリックスの九里選手には小学6年生の時に野球教室で指導を受けました。まさか自分がプロ野球選手になってここで再会できるなんて信じられないです。九里さんを見て「プロ野球選手って大きいな」と驚いたことは今でも覚えていたので、当時の話ができて感動しました。

 そして、楽天の宗山とは広陵時代の同級生だったので、こんなに素晴らしい舞台で一緒にプレーしているのは新鮮でした。高校から仲が良かったし、寮でも同部屋だった。親近感はずっとあるけど、不思議な感じがありました。プロに入ってからも定期的に食事に行っています。お互いの最近の調子を話したり、楽天の辰己選手はめちゃくちゃ面白いよとか、逆に西武の選手のことを教えてあげたり、ルーキーなので情報交換みたいな感じになっています。

 オールスターで思い出に残っているのは2006年の藤川球児投手(阪神)とカブレラ選手(西武)の直球勝負。1打席であれだけ球場やファンを沸かせられるスターは、やっぱり凄いなと思って見ていました。

 スターが集まるせっかくの機会なので日本ハムの万波選手に打撃の感覚を聞いてみました。パワーも体の筋力も凄いけど、あれだけ打球が伸びてホームランを打てる技術がずっと気になっていた。近くで感じたのは捉え方。バックスピンがきれいにかかっていることで打球が伸びていた。ボールのつぶし方など自分の引き出しになりました。

 プロ野球選手から夢をもらったように、今度は自分がホームランを打って、見ている子供たちに夢を与えられる選手になりたい。絶対にここに立ちたいとか、プロ野球って格好良いと思ってもらえるように頑張っていきます。(埼玉西武ライオンズ外野手)

 ≪一発狙いは不発≫渡部聖は5回の守備から左翼で出場した。7回1死の1打席目は巨人・大勢の直球にフルスイングして詰まって遊ゴロ。9回は捕飛(落球)だった。第1戦の頓宮、若月の本塁打に刺激を受けた一発狙いは不発。「力みすぎました」と悔しがり、大勢の直球には「速かった。あれぐらいのボールを打ち返せるようになりたい」と成長を誓った。

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