SNSで奨励、現場では退場…12歳のリトルリーグ選手がバットフリップで出場停止の矛盾

[ 2025年7月24日 08:15 ]

昨年のMLBオールスターゲームで本塁打を放ち、バットフリップを見せるレッドソックスのデュラン(AP)
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 米ニュージャージー州のリトルリーグ選手マルコ・ロッコ(12)が、ホームラン後のバットフリップ(バットを放り投げる)で退場処分を受け、さらに州大会の1試合出場停止となった件が全米的な話題となっている。ニューヨークポスト紙が23日に報じた。

 父親のジョー・ロッコ氏は「この件には本当に吐き気がするほどです。息子は打ちのめされています。彼はルール違反だなんて知らなかった。リトルリーグ・ワールドシリーズではテレビでバットフリップをよく見るのにと言っていました。彼には、なぜ退場になったのか理解できないのです」と話す。

 マルコがバットフリップで退場となったのは先週のこと。ハリソンタウンシップ戦で6回に2ランを放ち、チームが8-0とリードした直後、バットを空中に放り投げながら一塁へ走った。父親によれば、当初、審判は「アウト」と宣告し、得点も無効としたが、リトルリーグ本部への問い合わせの後、本塁打は認められたもののマルコは退場処分を受けたという。審判団が「安全上の懸念がある」と述べ、「リトルリーグ・インターナショナル」がマルコのバットフリップをルール違反と判断したものだ。

 リトルリーグには明確な「バットフリップ禁止規定」は存在しないが、「スポーツマンらしくない行為」や「ふざけた行動」とみなされれば、退場となる可能性があるという。父親は「リトルリーグから届いた文書には“ふざけた行為は禁止されており、バットフリップはそれに該当する”と書かれていました。でも、リトルリーグ・インターナショナル自身が、SNSやウェブサイト、テレビ中継でバットフリップを積極的に紹介し、奨励しています。息子はそれを見て、まねしただけなんです。息子は小さい頃からリトルリーグでプレーしてきて、ウィリアムズポート(リトルリーグ・ワールドシリーズ)に出るのが夢。今、州大会の決勝まで来て、あと一歩のところで出られないなんて本当にひどい話です」と憤っている。

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