広島・森下暢仁 7回2失点も自身5連敗で自己ワーストタイ10敗目「ゼロで終わる試合がなかったので…」

[ 2025年7月20日 05:45 ]

セ・リーグ   広島1―3ヤクルト ( 2025年7月19日    神宮 )

<ヤ・広>広島先発の森下(撮影・尾崎 有希)
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 広島・森下暢仁投手(27)が19日、我慢比べの投手戦にまたしても敗れた。ヤクルト戦(神宮)で7回を7安打2失点の好投。だが、打線の援護がないまま自身の連敗は5に伸び2年連続2度目となる自己ワーストタイの10敗目が付いた。1―3で敗れたチームは再び今季最多に並ぶ借金5。中日と入れ替わり4月5日以来の5位に転落し、きょう20日にも自力優勝の可能性が消滅する。 

 9回2死。最後の打者・坂倉が空振り三振に倒れてチームの敗戦が決まると、森下は真っ先に三塁ベンチを飛び出してクラブハウスへと歩を向けた。そうした行動に、悲壮感あふれる言葉に悔しさがにじみ出ていた。

 「これまで(自分自身)ゼロで終わる試合がなかったので…。相手(の先発投手)はゼロで抑えているので、(同じように)投げきれなかったのは申し訳ないです…」

 ヤクルトの開幕投手・奥川との投げ合い。先に失点したのは森下だった。0―0の4回2死二塁で、カウント2―2から投じた150キロの外角直球を沢井に捉えられ、左前適時打を浴びた。続く5回1死三塁でも内山に左翼線二塁打を許し、2点目を失った。

 「(ヤクルトは)主力が抜けていますが、コンスタントに点は取れている打線だと思う。(前半戦最後の登板に)点を取ってもらって何とかいい形で終われたらいいな…と」

 戦前に発したコメントが何とも痛々しい。登板17試合で防御率2・27、クオリティー・スタート(6回以上、自責点3以内)率88・2%を誇っても、打線の援護がなければ勝ち星は伸びない。自身の連敗は5に伸び、2年連続2度目の自己ワースト10敗目が付いた。

 ただ、森下にも改善の余地はある。登板17試合のうち、先制を許したのは12試合。試合前の時点での被打率・236は、得点圏になると・318に跳ね上がる。本人がいみじくも「これまでゼロで終わる試合がなかったので」と口にした通り、今季全17試合で失点しているのも事実だ。

 「粘り強く試合をつくったと思いますよ」

 新井監督は、好投の森下をねぎらう。そのポテンシャルから、こんなもんじゃない、もっとできる…と大きな期待を背負う右腕。今後に改善点があるとしても、自分がゼロで抑えていれば負けない…と思わせる現実は、あまりに過酷だ。 (江尾 卓也)

 ○…森下(広)は7回を2失点で、2年連続2度目の自己ワースト10敗目。6月20日の楽天戦から登板5試合連続黒星の5連敗は、昨季8~9月の6連敗(登板6試合連続)に次ぐ単独2番目の長さ。今季はここまでの登板17試合全てで失点しており、シーズンで無失点試合がなければプロ6年目で初めてとなる

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