LAタイムズが地元ドジャースではなく「今年はブルワーズを応援すべきかも」と主張 その背景とは?

[ 2025年7月20日 10:31 ]

18日のドジャース戦を締めくくったブルワーズの抑え投手メギル(左)は捕手コントレラスと勝利を喜ぶ(AP)
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 ロサンゼルス・タイムズ紙が19日、「野球ファン」であれば今年はミルウォーキー・ブルワーズを応援すべきかもしれないと主張した。

 昨オフ、ドジャースは多くの球団オーナーたちに都合のいい悪者にされた。ロッキーズのオーナー、ディック・モンフォート氏は、「ドジャースは、制度を変えなきゃいけないっていう主張に、これ以上ないほどの説得力を与える存在。メジャー市場にいるチームが、スター選手で埋め尽くしたロースターに5億ドルを投じている。そんな相手と、どうやって戦えっていうんだ」と主張したが、これがスモールマーケットのオーナーたちの言い分。今季、ドジャースは58勝40敗だ。

 しかしながら、MLBで最も市場規模が小さいミルウォーキーのブルワーズも57勝40敗である。しかもブルワーズは、過去7年間で6度もプレーオフに進出している。スター遊撃手ウィリー・アダメス、サイ・ヤング賞投手コービン・バーンズといった中心選手たちが財政的な理由でチームを去っても、成功を維持している。

 現在の労使協定は来季終了後に失効する。オーナーたちは「サラリーキャップ(年俸総額の上限)」を導入したい意向があり、ロブ・マンフレッド・コミッショナーが「ロックアウト(締め出し)も辞さない」と発言している。1995年以降、MLBは労使対立によるレギュラーシーズンの試合中止を回避してきた。だが、サラリーキャップ導入を再び本気で目指すなら、2027年シーズンはその影響を受けるかもしれない。その時、もし「最小市場の球団」がワールドシリーズを制したという事実があれば、制度改革が必要という主張は説得力を失う。

 もしブルワーズの成功が、MLBにとって最悪のシナリオである、レギュラーシーズンの試合中止を回避できるのであれば、アメリカ中がミルウォーキー・ブルワーズに声援を送るべきなのかもしれない。

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