ソフトバンクに幸運の雷雨 6回4点リード許した直後中断…5回コールドでドロー 日本ハムに2差接近

[ 2025年7月18日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2-2ロッテ ( 2025年7月17日    北九州 )

<ソ・ロ(14)>6回途中、降雨コールドゲームとなり引き揚げるッソフトバンクナイン(撮影・岡田 丈靖)
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 恵みの雷雨だ――。ソフトバンクは2―2の6回にルーキー・川口冬弥投手(25)がロッテ・上田希由翔内野手(23)の“プロ1号”2ランなど4点を勝ち越されたが、なお2死満塁で雨が強まり、2度目の中断。そのまま終了となり、6回が成立せずに5回コールドで幸運すぎる引き分けとなった。首位・日本ハムは逆転負けしており、ゲーム差は2に接近。悲喜こもごもの「北九州劇場」だった。

 雷神と雨雲が、鷹に味方した。2―2の5回降雨コールドでの試合が成立後、雨脚は一気に弱まった。6回裏に4点差を追いかけることなく、湿気むんむんの球場をでたチームはエアコンの効いたバスで福岡へと戻った。大きな引き分けをつかんだ小久保監督は、球団広報を通じてコメントを出した。

 「5イニングまでしか進行できず、残念ですが天気ばかりは仕方がないところ。北九州市民球場のグラウンドキーパーの方々、球場関係者、中断から試合再開までグラウンド整備に携わってくださったすべての方々に、本当に感謝しなければいけない日となった」

 2―2の6回だ。3番手のルーキー・川口は上田にプロ1号の2ランを浴びるなど、4失点。救援した大野は1死満塁で藤岡を三ゴロに打ち取り、三塁手・野村は難しい体制から本塁へ送球し、追加点を防ぐ好判断を見せた。その直後、再び雨脚が強まった。2度目の中断に入って12分後に規定により5回終了時点、2―2での降雨コールドが成立。川口のプロ初失点も初黒星も一気に消えた。「悔しいし技術不足」と右腕は猛省したが、周東からは「おまえ、ついてるな」と声がかかった。確かに強運だ。

 3回終了時、激しい雷雨により1時間5分の中断。グラウンド整備中には「頑張れ、頑張れ、整備」のコールも自然に起きた。5回無死二塁で「年に1度の北九州で中断になったりとイレギュラーな試合になったが、観戦に来ているファンのためにも勝ちを見せられるように」と牧原大が意地の同点中前打で応える。結果的にこの1点が、貴重なドローを呼ぶことになった。

 まだ、幸運はあった。負けなかった首位・日本ハムは3点リードからの逆転負け。ゲーム差は2にじわり、詰め寄った。19日から前半戦最終カードとなる敵地西武3連戦。小久保監督は「そこに向けてしっかりと準備をし、いい形で締め、後半戦につなげていきたい」とコメント。晴れ晴れとした勝利で、後半戦へとなだれ込む。(井上 満夫)

 《野球規則7・01正式試合(g)(4)【注】》
正式試合となった後のある回の途中で球審がコールドゲームを宣した時、次に該当する場合はサスペンデッドゲームとしないで、両チームが完了した最終均等回の総得点でその試合の勝敗を決することとする。

 (1)略(2)ビジティングチームがその回の表でリードを奪う得点を記録したが、表の攻撃が終わらないうち、または裏の攻撃が始まらないうち、あるいは裏の攻撃が始まってもホームチームが同点またはリードを奪い返す得点を記録しないうちにコールドゲームが宣せられた場合。

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