「バニラのように安定している」ドジャースのウィル・スミス捕手 ステルスMVP候補で大谷のライバル?

[ 2025年7月17日 09:33 ]

ドジャースのウィル・スミス(ロイター)

 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」が、ドジャースのウィル・スミス捕手を「ステルス(見えにくい)MVP候補」に挙げている。

 打率.323はナ・リーグ1位、OPS.965は大谷翔平についで2位につけている。打率に関しては2位フレディ・フリーマンの.297に26ポイント差をつけている。守備の要、捕手の重責をこなしながら、この打撃成績は見事だ。

 デーブ・ロバーツ監督は「彼は見過ごされがちな存在。バニラのように安定していて、良さが分かりづらい。でも、本当はもっと評価されるべき」と語っている。「バニラのように安定」はアメリカ英語でよく使われる比喩的な言い回しで、他の味のように派手ではないが、みんなが知っていて、外さない安定感があるという意味。

 危惧されるのは過去2年、シーズン後半に成績が落ち込んだこと。2023年は肋骨骨折に耐えながら出場、スイングに影響が出た。24年は足首の骨打撲があった。今年はその反省から、首脳陣が出場管理を徹底。オースティン・バーンズを放出し、若手ダルトン・ラッシングを昇格させ、1シリーズにつき1試合は先発させた。スミスが3試合連続でマスクをかぶったのは5回しかない。ロバーツ監督は「捕手というポジションは本当に過酷。だからこそ、使い方に気を配ってきたことが、今の好調につながっていると思う」と言う。

 もしこのまま打率タイトルを獲得すれば、捕手としては13年ぶり。12年、ジャイアンツのバスター・ポージーは114試合捕手出場で、打率.336はトップで、MVPを獲得した。ジョー・マウアーは06年、08年、09年と3度首位打者に輝き、09年は打率.365で、MVPにも輝いている。スミスの快進撃が続けば、25年シーズンのMVP候補として大谷翔平と競い合うことになるかもしれない。

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