【高校野球】東播磨が親子鷹で1勝 春夏3度甲子園経験した福村順一監督&次男の泰輝主将

[ 2025年7月15日 06:00 ]

第107回全国高校野球選手権兵庫大会2回戦   東播磨5―0仁川学院 ( 2025年7月14日    ウインク球場 )

<東播磨・仁川学院>父・福村順一監督(奥)の前で打席に立つ次男で主将の福村泰輝(撮影・河合 洋介)
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 第107回全国高校野球選手権大会(8月5日開幕、甲子園)の地方大会が14日、各地で行われた。兵庫大会では、東播磨が仁川学院との2回戦を5―0で制して初戦突破。福村順一監督の次男で「2番・遊撃」の泰輝内野手(3年)が初回に先制の生還を果たすなど貢献し、父子での甲子園出場へ好発進を決めた。

 父が出したサインに息子がうなずく。初回2死一、三塁、三走・福村泰輝への指示は重盗だった。「僕らは走塁で翻弄(ほんろう)するチーム」。捕手の二塁送球と同時に本塁を狙う。二盗も決まり、悠々と先制の生還を果たした。4回までに5盗塁を成功させたように、父の信条は機動力野球だ。福村順一監督は「言いづらいけど…。福村で行ってくれたおかげで勢いに乗れました」と称えた。

 福村監督は兵庫の公立校である加古川北で2度、東播磨で1度、甲子園に出場した。東播磨で21世紀枠として出場した21年選抜は、中1だった次男・泰輝も観客席から応援した。「僕が父を甲子園に連れて行きたい。それが小さいころからの夢です」。東播磨への合格を目指し、中2で硬式野球クラブを退団した。「父と野球をするためなら、1年間野球ができなくても気にならなかった」。バットをペンに持ち替えて受験勉強に専念するほど父との野球に憧れた。

 家では「お父さん」、学校では「先生」と呼んで敬語で話す。試合当日、自宅を出る前に父から伝えられた。「いよいよ最後や。打てなくても声を出し、チームを良い方向に導いてくれ」。次男として主将として、覚悟を決めて初戦に臨んだ。

 長男の悠渡さんも東播磨のエースとして父と高校野球に励んだ。現在は同校の投手コーチで、父子3人で目指す聖地でもある。「父と同じユニホームを着ていることが夢みたい。僕が甲子園に連れて行きたいです」と泰輝。父の機動力野球なら、公立でも戦国兵庫を勝ち抜けると信じている。 (河合 洋介)

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