【プロ初勝利を挙げたソフトバンク前田悠伍投手の父・孝博さん手記】本人の努力が実った証

[ 2025年7月14日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5-3楽天 ( 2025年7月13日    楽天モバイル )

小学5年になる直前の夢を明かす文集で「日本シリーズ優勝」と書いた前田悠(父・孝博さん提供)
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 ソフトバンク・前田悠の父・孝博さん(50)が、家族と共に初勝利を楽天モバイルパークで見届けた。滋賀県長浜市立古保利(こほり)小5年の時に日本シリーズ優勝を目標に掲げた愛息。祝福のメッセージを本紙に寄せた。

 本人が一番、頑張ってつかんだ初勝利ですよね。何とか試合をつくってくれたら勝ちにつながると思ってはいました。まずは本当にうれしいですね。12日に滋賀を出発して、妻と長男、おじいちゃん、おばあちゃんを連れて新幹線で見に来ました。「2軍は見に来なくていい」とずっと言っていて正月以来の再会でした。体がさらにで大きくなったと感じましたね。

 普通の田舎の子です。大きな舞台を見てほしいと思って、あまり褒めて育ててこなかったんです。野球には上には上がおるんやと。「あのスライダーが良かった」とかすぐに言ってくるから“こんな小さな舞台で目立ってどうするんや”とかよく言ってきました。

 前回(24年10月1日のオリックス戦)1軍で投げたあとも「全然通用せんやったな。あかんやったな」とあえてズバズバ言いましたよ。自主トレで千賀さんや今永さんと一緒にやらせていただいて「投球フォームをつかんだ」とは言っていました。皆さまには本当に感謝ですし、本人の努力ですよね。

 3歳くらいから左手で球を投げ始め、一時はサッカーに目移りもしました。左足で蹴っても、そこそこやってました。小学5年に上がる時のですかね、明確な夢を書いていましたね。中学、高校でも優勝は経験してきましたが、日本シリーズで優勝したいらしいです。久々に探して文集を見つけ出しました。

 母の日にLINEをくれたり、私の誕生日の数日後に「おめでとう」と連絡をくれたり。いつもありがたいですよ。寿司が好きといいながら、コーン巻きとかサラダ巻きばかり食べていたけど、最近はさび抜きで握りも食べられるようになったとは言ってました。会えば何でも話しますね。

 もう、プレーは言うことなし。野球を続けてきて、やっと髪を伸ばしていますが、もう少し短く、ええ感じにした方がいいんちゃうかな、とは思いますが。ケガだけに気をつけて、またコツコツ頑張ってほしいですね。


《湖北ボーイズ・加納会長も祝福》
 ○…前田悠が中学時代に所属した「湖北ボーイズ」の加納得太郎会長(64)も祝福した。当時から芯が強く、コロナ禍でチーム活動が中止となった中3時も、体幹トレーニングを6時間も行うなど周囲とは一線を画していたという。「去年、福岡で投げた時は見に行っていたので食事に誘ったら“勝ったら連れて行ってください。これからトレーニングするので”と言っていました。ストイックに練習を積み重ねての素晴らしい1勝目。今度、食事に連れて行きたいと思います」と目を細めていた。

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